as にはいろいろな用法があります。どういった用法があり、どのように使われるのでしょうか。「~として」「~と同じくらい…」「~するように」「まるで~のように」といった用法で使われる as について解説します。
「~として」の as
work on ~ で「~に取り組む」でしょ。「ボランティアに取り組む」だから、こうかなぁ。
違います。「~に取り組む」の意味の場合、work on の後には「特定の物事や課題」が来ます。
They are working on their homework.
彼らは宿題に取り組んでいます。
volunteer は「ボランティアをする人」をあらわす単語です。「engineer / 技術者」と同じグループの単語なので、「~に取り組む」の意味では使えないですよ。
確かに「ボランティアする人に取り組む」だと変だな。「ボランティアとして働く」って、どうやって言えばいいの?
as を使うといいですよ。
「~として」というとき、前置詞の as を使います。
「~と同じくらい…」の as
なぜか as が二つもあるぞ。これは印刷ミスですね。
違います。「~と同じくらい…」のとき、as は二つ使いますよ。
2つを比べて「~と同じくらい…」というとき、as … as ~ を使います。
なんで二つも as を使うんだろう。
前の as が副詞で、後ろの as が接続詞なんですね。「比較」のところで学習するので、確認しておきましょう。
「~するように」の as
「~のように」は like だったね。
違います。「~のように」の like は前置詞なので、後ろに名詞がきます。
That tree looks like a cat.
あの木はネコのように見える
今回は( )の後ろが she does と「主語+動詞~」になっていますね。なので、like は使いません。
「~が~するように」と文章で表す場合は、接続詞 as を使います。
「まるで~のように」の as if
さっきのもんだいと同じですね。「~のように」で、うしろが文になっているから、as を使えばいいんですね。
あれ? ( )が1つ余っちゃったなぁ。
問題をよく読みましょう。今回の問題は「まるで~ように」です。
「まるで~のように」というとき、as if ~ を使います。
as if は「仮定法」とか聞いた記憶があるなぁ。
そうなんです。実は as if ~ は「仮定法」なので、現在のことは過去形で表します。なので先ほどの文も、こうなるのが文法的には正しいです。
He talks as if he knew everything.
彼はまるですべてを知っているかのように話します。
でも話し言葉では、仮定法にならずに普通にそのままの時制でいうこともあるそうです。
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