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予習ってやらなきゃいけないの? 予習の考え方と何をすればよいのか

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予習と復習では復習の方が大事だという話はよくあります。では、予習は必要ないのでしょうか。中には「予習はするな!」という人もいますが、本当でしょうか。あるいは予習をするとすれば、具体的に何をすればよいのでしょうか。

今回は予習の考え方と、予習でやるべき内容について考えてみましょう。

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予習と復習では復習の方が大事

予習と復習では、復習の方が大事です。これは「何らかの事情で授業に集中できていない」ことを想像するとわかります。

授業の内容が曖昧になっていても、その後家でしっかり復習をしたとします。すると「あそこで先生が~と言っていたのは、こういうことだったのかぁ」と、授業で曖昧にしていた点が、すっきりするはずです。

逆に予習をしっかりしていたとして、授業をボーっと聞いていたら、残るのは予習した内容だけですよね。すると自分勝手な解釈があるかもしれません。これは少々危険です。

もちろん学校の授業をしっかり聴くのは当然として、予習と復習のどちらが大事かと聞かれると、復習の方が大事です。

では復習のために何か特別なことをしなくてはいけないのでしょうか。実は、特別なことは必要ありません。ちゃんと学校の先生はその辺のことを考えています。

学校からは宿題が出ていますよね。宿題を丁寧にきっちりと取り組むことが、復習になるのです。つまりそれほど意識しなくても、勝手に復習ができるように、システムとして組み込まれているのです。

予習は必要ないのか

予習と復習では、復習の方が大事だとして、では予習は必要ないのでしょうか。もし、予習と復習のどちらか一方しかできないのなら、復習を選ぶべきでしょう。ですが、そんなことはあり得ません。つまり予習と復習では、復習の方が大事ですが、だからといって予習をしてはいけないなんてことにはなりません。

先ほど復習がシステムとして組み込まれていると言いました。すると多くの人は復習をしています。ならば差がつくのは予習の部分だとも言えます。なので、むしろ予習はするべきです。

また、最初の例で「授業に集中できていない」というものを挙げました。この授業に集中できていない原因の一つが、予習をしていないことにあります。

例えば、友達が全然知らないドラマの話をしてきたとします。分からないので、その話は右から左ですよね。友達は一生懸命話してくれますが、正直そういう時間って苦痛です。これが予習していない状態です。

逆にそのドラマを見ていたら、ある程度興味を持ってその友達の話を聞くことができます。自分が見たときには、いまいちよくわからなかった場面も、友達の話を聞いて「そういうことだったのか」と納得することがあるかもしれません。これが予習ができている状態です。

ということで、授業を集中して聴くためには、予習をしておくに越したことはありません。

予習は何をすればよいのか

では具体的に予習には、何をすればよいのでしょうか。

予習をするというと、なにかたいへんだなぁ、と思う人がいるでしょう。一通り説明を読んで、問題を解いて、間違えた問題をやり直して、一通り理解しておく。これが予習だと考える人がいます。実はそこまでの労力は、予習に必要とされていません。

予習に関して、ある進学校の校長先生が、こうおっしゃっていました。

うちの高校は授業進度が速いです。だから予習は必要です。ですが、特別なことは特にする必要はありません。前の晩、もしくはその日の朝に、教科書を一通り読んでくれればそれでよいです。

つまり予習は、自力で何とかしようとしなくても良いのです。次にやる内容を確認して、「なんか難しそうな問題をするなぁ」とか「この辺、言っていることよくわからないなぁ」とか、そういう感想をもっておくだけでよいのです。

そういった感想があれば、実際に授業を受けたときに、「難しそうと思っていたけど、思っていたより簡単だなぁ」とか、「あのわからなかった部分は、こういうことだったのかぁ」とか、そういう反応になります。授業が受け身ではなくなるのですね。

何もなしで、ボーっと授業を受けている人とは雲泥の差です。

まとめ

ということで、予習について書いてみました。予習と復習では復習の方が大事です。ですが、これは予習をしなくてもよいということではありません。予習にそれほど労力をかける必要がない、ということです。

前日の晩、その日の朝、あるいは授業が始まる5分前でもいいです。教科書を開いて、その日にする内容をパラパラっと確認しておきましょう。それだけでその日の授業の理解度が全然違ってきますよ。

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