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社会の過去問への取り組み方

おすすめ勉強方法

受験が近づいてきました。過去問をするにあたって、どのようにすればいいですか、という質問がありますので、それについて書いていきます。次は社会です。

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社会の過去問への取り組み方

社会の過去問は気楽に取り組めばよいです。知っているか知らないかの問題が多いので、分からない問題は考える必要はありません。どんどん飛ばして次の問題に進みましょう。すると問題を解くだけなら、時間はあまりかかりません。

そんな感じで勉強をして、本当に身になるのかと不安になるかもしれません。もちろん記憶のかけらを集めて何とか解答を導き出せないかと、努力するのも大切なことです。ですが、それは試験本番ですることであり、練習である過去問では必要ありません。

過去問を解くときは、弱点がそのままあらわれるように、分かる問題は書き、分からない問題は飛ばすという感じで進めていく方がよいです。実は過去問を解くのは勉強ではありません。勉強はその後の見直しやり直しで行うものなのです。

問題を解き終わった後

問題をやり終わった後、丸つけをします。間違えた問題や空欄のところに正しい答えを書き込む人がいますが、それは必要ありません。時間の無駄です。正答を書き込むことで勉強した気になっている人がいますが、一回書いたくらいで頭に入るなら苦労はしません。それなら何十回と口に出した方が覚えられます。

間違えた問題は当然解答を確認しますが、解説にも目を通しましょう。社会は答えが分かればそれでいいと思っている人が多いですが、周辺の知識も大切です。なので解説を確認するのはもちろん、気になればそこから参考書や教科書を確認するのも有効です。

さらに言えば、選択問題なら、正しい選択肢だけではなく、間違いの選択肢の内容も勉強にとって重要です。

「正しい選択肢を選びなさい」という問題があります。そのとき正しくない選択肢は、どこが違うのかをきちんと確認していますか。多くの人は、正しい選択肢を確認しますが、それ以外の選択肢に目を向けることをあまりしません。

むしろ間違いの選択肢こそが、知識の幅を広げるのに有用であるかもしれません。なぜなら、正しい選択肢は、それが正しい内容ということが分かれば、それで終わりです。ですが、間違いの選択肢は、なぜそれが違うのかだけではなく、何と間違わせようとしたのかという出題者の意図を考えることもできます。

そうなるとどんどん知識の幅が広がっていきますよね。社会は覚えるだけだという人もいますが、それだけで対応するには量が多すぎます。そうやって多層的に覚えていくことで、知識につながりができて、忘れにくくなっていくのです。

時間をかけて見直す

社会の過去問を解くのには時間はかかりません。ですが、その後の見直しは時間がかかります。

なぜなら物事はつながっているからです。ある出来事が起こるには、そのための原因や背景があります。そしてその原因となった出来事にも、さらにそうなった原因があります。そうなると一つのことをしっかり理解しようとすると、調べることがどんどん増えて、広がっていくことになります。

このやり方は問題一つだけの話で考えれば、とても効率が悪いです。ですが、社会という教科全体で考えれば、その方が効率が良くなります。先ほど述べたようにつながりを持って覚えたほうが、頭に残りやすいですし、あるいはその知識がまた別の問題につながることもあるからです。

そうやって網の目状になった知識は互いに補完され、たとえ一部が抜けたとしても、別の部分で補うことができます。そうなれば、最初の方で述べた「記憶のかけらを集めて何とか解答を導き出せないか」ということも可能になります。

興味を持つ

社会は暗記科目と言われますが、興味を持って想像力を膨らませていくと、そうではなくなります。

公民分野は特にわかりやすいです。ニュースで国会の話や、総理大臣の話が出てきますよね。また事件が起こって裁判の話も流れます。経済の話もニュースになります。

公民分野だけみると、覚えるべきことがたくさんあってうんざりしますが、現実の世界と絡めてみると、とても大切なことを勉強していることが分かります。

歴史もそうです。私たちが今こうしているのは、それ以前の歴史があったからです。私たち自身のものの見方や考え方は、過去の歴史によるところも大きいです。そういった自分のルーツみたいなものが、歴史にあるのです。

また歴史はいわば長編ドラマみたいなものです。たくさんの人物が入り乱れる群像劇です。そう考えるといろいろ面白いことも見えてきます。ある出来事の陰にある人物の行動がかかわっていたり、ある人物と意外な人物に関係があったりと、勉強すればするほど発見があります。

地理も覚えることだらけで、つまらないと感じている人がいるかもしれません。ですが旅行は好きですよね。学校と家の往復の日常から少し離れて、非日常を感じることができます。地理の勉強はいわば疑似旅行なのです。

あるいは将来自分がそこで働いている姿を、想像してみるのもいいかもしれません。サンフランシスコ郊外のシリコンバレーでバリバリ働いていたり、オランダで酪農をしていたり、あるいはアフリカの困っている人達を支援しているかもしれません。

そういうことを思いながら問題を解いていくと、社会の問題の取り組み方も違ってきますね。

まとめ

社会の問題は、やって見直し、やって見直しです。何度も何度も繰り返し問題に取り組んで、記憶の層を積み重ねていくことで、知識が増えていき、それにともなって得点力がつきます。

何回か言いましたが、過去問は三周しましょう。特に社会は絶対です。答えを暗記してしまいました、というくらいでちょうどいいです。

あとは興味を持って取り組むことです。「へぇー、そうなんだぁ」と知識が増えていくのを楽しみましょう。勉強と思わずにクイズ感覚でやるのもいいですね。

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