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夏休みは受験の天王山って本当? 夏休み中の勉強ってどれくらい大切なの?

おすすめ勉強方法

長期休暇中の勉強は大切だと言われます。特に「夏休みは受験の天王山」と、夏休みの勉強が合否の分かれ目とまで言われることもあります。

受験生にとって夏休み中の勉強って、どれくらい大切なのでしょうか。

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長期休暇は差が開く

長期休暇中は学校の授業がありません。勉強のやる気がなくても、学校の授業があれば少なくともその時間は勉強をします。しかし長期休暇中は学校の授業がありません。しないでおこうと思えば、本当に勉強をしないですみます。

勉強に対するモチベーションも、長期休暇中は人によって大きく変わります。長期休暇中はもちろん定期テストがありません。何を目標に勉強をすればいいかわからない、と思ってしまう人もいるでしょう。

また長期休暇中は、友達と会う頻度も減ります。友達と会うことによってなにがしかの刺激を受けます。それによって、勉強に対してやる気が上がることもあります。長期休暇中はそういった刺激がないので、どうしてもやる気は落ちがちです。

一方やる気がある人にとっては、長期休暇中はボーナスタイムです。普段できなかったことをやる時間がたくさんあります。学校から宿題は出ていますが、そんなものはさっさと終わらせて自分がやりたい勉強に取り組みます。

やる気のある人とない人との差は、特に長期休暇中は開きがちになります。

長期休暇中に、勉強へ向かうためには

長期休暇中は、差が開きがちになると言いました。仕方がない、とあきらめては何も変わりません。やる気がない人にとって長期休暇中は、何らかの方法で勉強をするように持っていく必要があります。

やる気がないなら、強制的に勉強をする環境に身を置くことが必要です。塾の講習会などを利用するのが一番手っ取り早いです。自習室があれば、そこに入り浸るのもいいです。家にいれば、いろいろ誘惑があります。それを遮断しましょう。

またそういった場に行くと、勉強を目的とした友人と出会います。そしてそこから刺激を受けます。するとやる気がなかったところから、徐々に気持ちが変わってきます。

また目標を持つことも有効です。単に勉強を頑張ろうとしても、なかなか思うようにはいきません。具体的な目標があると、勉強に向かうにも気持ちが入ります。

おすすめは外部の模擬テストを受験することです。夏休み明けにはどこの地域でも、外部の模擬テストを実施していると思います。電車に乗って模擬テストを受けるのは、特別感があります。そこを目標にするのはどうでしょうか。

夏休みは特に長いので、これまでの復習をするのにいい機会です。模擬テストの範囲はこれまで履修したところ全部です。その意味でも模擬テストは、目標にするには丁度いいと思います。

夏休みは受験の天王山って本当?

もちろん長期休暇中の勉強は大切です。ですが、「夏休みは受験の天王山」かというと、それは言いすぎです。

「天王山」とは勝負の分かれ目という意味です。受験においては合否の分かれ目ということでしょう。夏休み中の勉強を頑張れば合格でき、頑張らなければ不合格になる。はたして、本当にそうでしょうか。

はっきり言うと、夏休みの勉強だけで受験の合否は決まりません。夏休みに頑張って、それだけで合格できますか。そんなことはありませんよね。その後も受験の当日まで間があります。努力を続けていかなくてはなりません。

逆に夏休みに頑張れなくても、それで終わりではありません。まだまだ挽回は可能です。むしろそこで危機感を持って頑張りだす子たちが、急激に力をつけていくのを何度も見たことがあります。

そもそも夏休みに頑張れる人は、普段から頑張っている人です。その人が目指す学校はレベルが高いです。当然そのライバルたちも同じように意識が高く、同じように頑張っています。少々頑張っても、この夏休みでそこまで大きな差はついていません。

同様に、夏休みに勉強を頑張れなかった人は、もう駄目だと思う必要はありません。あなたのライバルは、あなたと同じように勉強を頑張れなかったと反省しています。結局勝負はこれからの勉強にかかっています。

まとめ

「夏休みは受験の天王山って本当?」をテーマに思うところを書いてみました。

夏休みを迎える前に、そういう気持ちでのぞむのはいいとは思います。ですが、あまり気負い過ぎない方がいいでしょう。ハイペースで飛ばして、途中で電池切れになっては意味がありません。長期休暇中の勉強は、むしろ計画的に無理なくコツコツとやるのがいいです。

長期休暇中は差が開きやすいとは言いました。それは事実です。上位層と下位層の差は開くでしょう。とはいえ、自分のライバルに対しては、長期休暇中の差はそれほど開きません。それは安心してもいいところであり、気を緩めてはいけないところでもあります。

むしろ大切なのは夏休みが終わってからです。夏休みの勉強が成功した人は、そのままの勢いで、受験本番まで駆け抜けましょう。夏休みが終わったからと言って、日常生活には戻りません。ここからは受験生としての生活が始まります。

夏休みの勉強が思うようにいかなかった人は、ここからが本番です。「ちょっとまずいな」と思ったなら、それだけでも大きな一歩です。まずは受験への意識を持つことが必要です。「まずいな」という反省は、その「受験の意識」ができつつあるということです。

つまり夏休み明けこそが、受験の天王山なのです。

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