マラソンは、その駆け引きが見どころの一つでもあります。自ら仕掛けていって先頭に立つことで、自分のペースでレースを進めることができます。あるいはその後ろにじっと控えて相手の様子を伺い、タイミングを見計らって勝負をかけるという方法もあります。
勉強もマラソンに似ています。最初から最後まで全力疾走なんていうのは無理です。ここが頑張りどころというものがあるはずなのですが、それはどこになるのでしょうか。
サラブレッドの脚質と気性
競馬では大きく分けると「逃げ馬」「先行馬」「差し馬」「追込み馬」といったタイプがいます。これは馬の気性によるものが大きいそうです。一般的にこのような感じだそうです。
「逃げ馬」は、闘争心が強いタイプ。
「先行場」は、融通が利くタイプ
「指し馬」は、冷静で素直なタイプ。
「追い込み馬」は、粘り強いタイプ。
これを自分の性格に当てはめて、どのタイプなのか考えてみるのも、面白いかもしれませんね。
スピードスケートは後攻有利
スピードスケートにマススタートという競技があります。一周400mを16周してポイントの順位を競います。
最終順位だけではなく、途中の周回でもポイントがもらえます。ですが、それにつられて先頭に立つと、空気抵抗をもろに受けてしまうため、体力が削られてしまいます。ですので、空気抵抗を減らして体力を温存するために、前の選手を風よけに使うこともあります。
もちろん駆け引きがいろいろありますが、単純な勝負で言えば、後攻有利となります。
勉強で言えば、夏休みにクラブを引退して、そこから追い込みをかけるという感じでしょうか。
競艇は先行有利
それに対して競艇は先行有利です。艇の後方に曳き波が発生するので、後方を走る艇が前の艇を追い越すというのはとても難しいです。なので、一番初めのターンとなる1周1マークのブイに一番近い、1コースが断然有利です。
6艇で競うのですが、なんと1コースの艇の勝率は40%を超えるのだそうです。
勉強で言えば、新学期や新学年で心機一転、頑張るぞーという感じでしょうか。(ちょっと違う?)
まとめ
勉強の頑張りどころについて、スポーツの有利不利を例に挙げて書いてみました。
結論から言うと勉強に関しては、やる気になった時が、頑張り時です。それがいつなのかは、人ぞれぞれです。自分の性格・性質、周りの状況・環境などを分析して、ここぞというときに頑張りましょう。
むしろそれよりも大切なことは、そうではない普段の過ごし方です。やる気になった時にスパートをかけるのは誰でもすることです。そうでないときに、淡々と勉強を続けることこそが大切なのです。
やる気があるとき以外は何もしない、というのはもってのほかです。
今回のテーマは「勉強の頑張りどころはいつか?」です。いつスパートをかけるか? ということがテーマであって、いつから勉強を始めるかではありません。
「いつから勉強を始めるか?」がテーマなら、答えは1つです。林先生が明確に答えてくれています。
いつやるか? 今でしょ!
ちょっと古いですかね。
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