make にはどのような用法があるのでしょうか。「make A B / AをBにする」の5文型や「make+人+動詞の原形 / (人に)~させる」の使役の表現。「(計画)を立てる」「(努力)をする」「(騒ぎを)引き起こす」の make や、make friends with ~ / make a difference といったイディオムや定型表現を確認します。
- make friends / 友達を作る
- make friends with ~ / ~と友達になる・~と親しくなる
- be made from ~ / ~から作られている(原料)
- be made of ~ / ~で作られている・~でできている(材料)
- make ~ out of … / …で~を作る
- make a plan / 計画を立てる
- make a difference / 効果を上げる・差をつける
- make a speach / スピーチをする
- make an effort / 努力する
- make A B / AをBにする
- make+人+動詞の原形 / (人に)~させる
- make trouble / 騒ぎを引き起こす
make friends / 友達を作る
うーん、作るは「make」だけど、これだと、友達を組み立てるみたいな感じになっちゃうのかな。
「友達を作る」も make でいいですよ。make は具体的なものを作るだけでなく、抽象的なものを作るときにも使います。
「友達を作る」は make friends を使います。
make friends with ~ / ~と友達になる・~と親しくなる
「友達となめろうをしました」ですね。
ん? 味噌と一緒に魚を細かく刻む? 「なめろう」を作るのではなく、友達になろうとしたのですよ。
「 ~と友達になる・~と親しくなる」は make friends with ~ を使います。
be made from ~ / ~から作られている(原料)
「作られる」は受け身の表現を使えばいいですね。「~から」ってどう言えばいいんだろう? わからないから「空 / から」にしておこう。
「~から作られている」と「原料」を言うときは、こうなります。
「~から作られている」と「原料」を言うときは be made from ~ を使います。
be made of ~ / ~で作られている・~でできている(材料)
「~から作られている」ですね。さっきと同じですよね。
「~から」ではなく、「~で作られている」となっていますね。これは「原料」ではなく、「材料」を表していますので、こうなります。
「~で作られている / ~でできている」と「材料」を言うときは be made of ~ を使います。
「原料」と「材料」の違い
「原料」と「材料」って、何が違うんですか。
「材料」は素材そのものを使って作ります。ですが「原料」は、素材の性質が変化して作られます。先ほどのチーズなら、「牛乳」→発酵→「チーズ」という感じです。
of には「くっついている」イメージがあり、from には「離れている」イメージがあります。素材と完成したものの関係を見ると、なんとなくわかりますね。
make ~ out of … / …で~を作る
「~で」だから of を使うんですよね。あれ? ( )が一つ余りました。
( )の数と内容から、今回の正解はこうなります。
「…で~を作る」と、予想外なものを使って物を作るときは make ~ out of … を使います。
of ではなく out of を使っていますね。どう違うのですか?
out of を使う場合は、そこに創意工夫が感じられますね。上記の例でも「骨と髪」で「楽器」を作るって、ちょっとすごくないですか。of だけだと、単に材料という事実を述べただけになります。
make a plan / 計画を立てる
「計画を立てる」のですね。
ん? 「立つ」のではなく「立てる」です。計画を「作る」ということですね。
「計画を立てる」は make a plan を使います。
make a difference / 効果を上げる・差をつける
「こうかをあげた」のですね。
それだと「硬貨をあげる」です。「効果を上げる」は、「効果を上げる」→「差をつける」→「差を作る」と考えて、こうなります。
「効果を上げる・差をつける」は make a difference を使います。
make a speach / スピーチをする
「スピーチをする」ですか…
それだと「頭痛が痛い」みたいになっちゃうよ。「スピーチをする」はこう言います。
「スピーチをする」は make a speech / give a speech を使います。
make an effort / 努力する
「努力する」ですか…努力は… effort だったかな。
effort は「努力」という名詞です。動詞ではないので、不定詞の to の後にはきません。「努力する」はこう言います。
「努力する」は make an effort を使います。
不定冠詞の an があることに注意です。単なる努力ではなく、いろいろと手を尽くすニュアンスなら make efforts と複数形を使います。
make A B / AをBにする
「幸せに…ます」ですね。
「煮ます」ではなく、「~にします」ですよ。
「AをBにする」は make A B を使います。
make+人+動詞の原形 / (人に)~させる
「勉強をさせた?」
確かに「let 人+動詞の原形」で、「~に…をさせる」の意味になります。ですがこの let の「させる」は「許可」です。
My mother let me go to sea with my friends.
私の母は、私を友達と海に行かせてくれた。
強制的に「~させる」ときは、こう言います。
「(人に)強制的に~させる」は make+人+動詞の原形 を使います。
make trouble / 騒ぎを引き起こす
「引き起こす」ですね。
ん? それだと寝ているところを「引っ張って起こす」ことになるよ。「~を引き起こす」はこう言います。
「騒ぎを引き起こす」は make trouble を使います。
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