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meet と see の違いや使い分けとは。meet の意味を凸凹のイメージで理解する方法。

凸凹 中学レベル英語の解説

「meet という単語の意味は何ですか」と聞かれたら、ほとんどの人は「会う」と答えるでしょう。果たして meet の意味はそれだけなのでしょうか? 実は meet にはそれ以外にたくさん意味があります。meet にはどのような意味があって、どのようにイメージすれば理解しやすいのでしょうか。

また meet と see はどちらも「会う」ですが、meet と see の違いは何で、どのように使い分ければいいのでしょうか。

今回は meet のいろいろな意味や meet と see の違いを、凸凹のイメージで理解する方法を解説します。

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meet の意味は「会う」だけではない。

meet は意味の広がりが大きい英単語です。このような英文があります。

I wasn’t able to meet my boss’s demands, so he fired me.

私は上司の要求に会えなかった…??? なんかピンときませんね。実は今回の英文での meet は「(要求、条件を) 満たす」の意味でした。

I wasn’t able to meet my boss’s demands, so he fired me.
私は上司の要求に応えることができなかったので解雇された。

また、meet の新しい意味を覚えないといけないのか…ヤレヤレ、という感じですが、この間、野球の試合を見ていて、ふと思うことがありました。

バットをボールに当てることを「ミート」といいます。芯に当たって、いい打球が飛ぶと「ジャストミートした」といいます。この「ミート」は、もしかすると meet なのかな? 実際に辞書を調べてみると、やはりそうでした。

そのほか meet には、このような意味があります。

meet の「会う」以外の意味
知り合いになる / 出迎える / 交わる / (困難) に立ち向かう / 集まる / 結合する」など

全体を見渡してみてどうでしょう? わたしとしては、こんなイメージが浮かびました。→ 凸凹

で、こいつ → 凸を横に倒して、こいつ → 凹も横に倒してお互い向かい合わせにします。そうして2つをあわせれば、カチッとはまって、ぴったりくっつきますね。

たとえば「出迎える」なんかは凹の立場で考えたら、しっくりきませんか? また、「(困難) に立ち向かう」なんかは、「(困難を) 受け止める」と考えたら、さっきの「出迎える」と同じ感じになりますね。

そこで最初の例文

I wasn’t able to meet my boss’s demands, so he fired me.
私は上司の要求に応えることができなかったので解雇された。

この meet も、凸が上司の要求で、凹が私の能力と考えます。そして私の凹にゆがみがあって、凸が凹にはまらなかったと考えればいいのです。そうすれば「要求を満たす」ことができなかったという例文の意味がしっくりきますよね。

meet と see の違い、使い分け

では最後に、「会う」について考えてみます。これはデートの待ち合わせです。凹がハチ公前で立っていて、凸が「ごめんごめん、待った?」とやってきて、2つがぴったり合うのを想像すれば、「会う」のイメージがあると思います。

ところで同じ「会う」でよく見る単語に、see があります。この「see と meet の違いや、使い分けはどうしたらいいの?」は誰もが一度は疑問に思うでしょう。

いろいろ調べてみると、このような話がありました。

「意思を持って合うのが meet 、偶発的なのが see」
「meet は、初めての場合、see は2回目以降に使う」

いろいろな話がありますが、meet と see の区別も、この凸凹の感覚を持ってみればわかりやすくなります。凸凹双方の合意があってぴったり合うので、meet に関してはどちら側からも「会う」気持ちがあることがわかります。

逆に see は相手の気持ちは関係なく、自分が「会う」であったり、「見る」とか「見える」とかの流れから「見かける」という意味での「会う」であったりします。

また meet は、初めての場合とありますが、初めて会う場合は双方に会う意思があって「会う」になります。双方に会う意思がないと、「見かける」にすぎません。「渋谷で芸能人に会った」と口にすることはありますが、実際それは「見かけた」だけですよね。

なので「初めて会う」ときには、双方に会う意思があるので meet を使います。

そして一度知り合ってしまえば、約束なしに偶然街で出くわしてあいさつを交わせば、それは会ったことになりますよね。なので2回目以降の「会う」は see を使うパターンもでてきます。もちろん2回目以降であっても約束をして会えば meet を使います。

一応ネット検索でも調べてみましたが、この「meet が凸凹のイメージ」というのは誰も言っていないと考えてこの記事をつくりました。

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この記事を書いた人
nekoeigo

鼻が乾いているネコです。中学生・高校生の英語を指導しています。そこで気づいたことや、みんながよくするミスをを踏まえて記事を書いています。英語参考書の出版経験あり。X や Facebook では、「お気楽英語」の更新情報をつぶやいたり、なんかそれらしいことをつぶやいたりしています。

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中学レベル英語の解説

コメントをどうぞ

  1. 通りすがり より:

    すごい腑に落ちました。
    ありがとうございます。

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