自動詞と他動詞の見分け方

問題(　　　) 内に適する語を入れなさい。
問　He (　　　) the book on the desk.
1. laid / 2. lay / 3. layed / 4. lied

これは「自動詞」か「他動詞」かの問題です。

自動詞って何ですか?　他動詞って何ですか?

単独で用いることができる動詞が「自動詞」、目的語が必要な動詞が「他動詞」です。その見分け方は、簡単に言うとこういうことです。

「名詞 (冠詞＋名詞)」が直接後ろにないのが「自動詞」。「名詞 (冠詞＋名詞) 」が直接後ろにあるのが「他動詞」。

この場合は (　　) の後ろが名詞ということは、他動詞ですね。

そうですね。そして、lie は「横たわる」なので自動詞で、lay は「～を横たえる」なので他動詞です。

ということは答えは「2」の layかな。

He lay the book on the desk.

違います。主語に注目しましょう。主語が he ということは、もしもこれが現在の文なら、lays と三単現の s が必要ですよね。

三単現の s がないということは、この文は過去の文なのです。ちなみに lie と lay の活用はこうなっています。

lie – lay – lain
横たわる（自動詞）
lay – laid – laid
～を横たえる（他動詞）

ということは、「lay / 横たえる」の過去形だから、「1」の laid ですね。

He laid the book on the desk.
彼はその本を机の上に置いた。

はい、正解です。ついでに他動詞っぽい自動詞を紹介しておきます。

talk about～ / ～について話す
object to～ / ～に反対する
persist in～ / ～に固執する
refer to～ / ～に言及する
agree with～ / ～と意見が一致する

じゃ、僕は、自動詞っぽい他動詞を紹介します。

answer～ / ～に答える・～と答える
join～ / ～に加わる
leave～ / ～を去る
marry～ / ～と結婚する
obey～ / ～に従う
resemble～ / ～に似ている
discuss～ / ～を議論する
resemble～ / ～に似ている