one は、前に出た不特定の加算名詞の代わりをします。none は、「だれ (何) も~ない」という意味を表します。不定代名詞の one と none はどういった用法になるのでしょうか。それぞれ例文を使いながら解説します。
one の用法
one は、前に出た不特定の加算名詞の代わりをします。
This car is bigger than that one.
この車はあの車より良い
この車はあの車より良い
one に形容詞をつけてどのような性質の物かをあらわす場合があります。このときは a / an をつけて表します。
My family is a large one.
私の家族は大家族です。
私の家族は大家族です。
one の複数形は ones を使います。ones は必ず修飾語がつきます。
The mother bird brought a worm for her young ones.
母鳥が雛に虫を持ってきた。
母鳥が雛に虫を持ってきた。
ふぅーん。one は「1」なのに、複数形があるのは面白いね。
none の用法
none は、人や物、単数・複数のいずれにも代用ができ、「だれ (何) も~ない」という意味を表します。単独で用いる時や、人を指す場合は複数扱いになります。でも、普通は No one (単数扱い) を使うことが多いです。
None have finished the work.
誰もその仕事を終えていない
誰もその仕事を終えていない
「none of+ (代)名詞 / ~の中のだれ (何) も…ない」という表現を見たんだけど、これは単数扱い? 複数扱い?
of の後ろが複数形なら複数扱い、単数形なら単数扱いでいいんじゃないでしょうか。of の後ろが複数形でも単数扱いなのが文法的には正しいんじゃないか、という人もいるみたいですが、多くの人は複数扱いしているようです。
None of them are happy.
彼らの中の誰も幸せではない。
None of the furniture is worth selling.
その家具の中の何も売る価値がない。
彼らの中の誰も幸せではない。
None of the furniture is worth selling.
その家具の中の何も売る価値がない。
「ら抜き言葉」みたいな感じなのかなぁ。
none に関してよく見る表現がこれです。
It’s none of your business.
余計なお世話だ。
余計なお世話だ。
直訳したら「それはあなたの仕事じゃない」ですね。かなりきつい表現だから、あまり日常会話で使わない方がいいね。
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