論説文の文構造を見抜くためには、ディスコースマーカーに注目することが有効です。ディスコースマーカーにはどのような種類があるのか? 具体的にはどういうものがあるのか? パラグラフリーディングのキモとなるディスコースマーカーについてみていきましょう。
ディスコースマーカーの使い方
論説文の文構造が「序論・本論・結論」という形なのはわかるけど、英語の長文のどの部分までが「序論」で、英語の長文のどこから「結論」になるのかがわからないよ~。
ディスコースマーカーに、注目すればいいよ。
ディスコ? クラブのこと? 踊るのですか?
ディスコースマーカーというのは、「論理マーカー」とか「シグナルワード」とか、いろいろと言い方はあるようなんだけど、簡単に言うと、接続詞、接続副詞や前置詞句のことです。
質問するね。「for example / たとえば」という英単語が出てきたら、その続きは「序論・本論・結論」のどれになる?
「たとえば」とくれば、続きは「具体例」だから、えーっと「本論」ですね。
つまり、その前の段落までは「序論」ですね。続きまして「in conclusion / 結論として」という英単語が出てきたら、その続きは?
「結論」ということは当然「結論」ですね。
つまり
筆者の主張をつかむには、「例示」のグループの上と、「結論」のグループの下を
(基本的には) 読めばいい。
「例示」をあらわす言葉は知ってるよ。
例示をあらわすディスコースマーカー
for example / たとえば
for instance / たとえば
to illustrate / 例を挙げると
specifically / 具体的には
for instance / たとえば
to illustrate / 例を挙げると
specifically / 具体的には
「結論」のグループはこれらですね。
結論をあらわすディスコースマーカー
in conclusion / 結論として
in any event / いずれにしても
in short / 要するに
after all / 要するに
to sum up / まとめて言えば
therefore / その結果
finally / 結局
all in a ll / 結局
in any event / いずれにしても
in short / 要するに
after all / 要するに
to sum up / まとめて言えば
therefore / その結果
finally / 結局
all in a ll / 結局
次のページでは、話題の中心となる「トピックセンテンス」に注目しながら、パラグラフリーディングの手順を確認します。
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