2つの文があって、従属節がないと文が成り立たないとき、その従属節を導く接続詞を従属接続詞と言います。今回はそのうち副詞節を導くものを取り上げました。
「時」「条件」「原因・理由」「譲歩」「様態」「制限・範囲」「目的」「結果・程度」などに分類してあります。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう。
時をあらわす従属接続詞
when / ~するとき
My father usually wears a hat when he goes out.
私の父は外出するとき、ふつう帽子をかぶります。
私の父は外出するとき、ふつう帽子をかぶります。
while / ~する間
I met him while he was in Japan.
私は彼が日本にいる間に会いました。
私は彼が日本にいる間に会いました。
as / ~するにつれて
The problem came about as time passed.
時が経つにつれて問題が生じてきました。
時が経つにつれて問題が生じてきました。
just as / ~とたん
I met him just as he was coming out of school.
私は彼がちょうど学校から出てきたとたんに出会いました。
私は彼がちょうど学校から出てきたとたんに出会いました。
as は、2つの動作が同時であることをあらわしています。動作が同時であることを強調したいときは
just をつけます。
till / ~するまで
I’ll wait here till he comes back.
私は彼が戻ってくるまで待ちます。
私は彼が戻ってくるまで待ちます。
till の前にコンマがあるときは、次のように訳すといいです。
I waited for an hours, till he came at my house.
一時間待って、ついに彼は私の家に来た。
一時間待って、ついに彼は私の家に来た。
till の前にコンマがあるときは「(~して) ついに」というように、前から訳すとうまく訳せるんだね。
主節が否定文のときは、次のように訳すといいですよ。
She didn’t know the information till she met him.
彼に会って初めて、彼女はその情報を知った
(彼に会うまで、彼女はその情報を知らなかった)
彼に会って初めて、彼女はその情報を知った
(彼に会うまで、彼女はその情報を知らなかった)
主節が否定文のときは「~するまで…しない」となるけれど、「~して、はじめて…する」と訳するとうまく訳ができることがあるんだね。
before / ~する前に / ~しないうちに
Be sure to lock the door before you go to bed.
寝る前に必ずドアのカギを閉めなさい。
寝る前に必ずドアのカギを閉めなさい。
after / ~したあとに / ~してから
Come here after you have washed your hands.
手を洗ってからここに来なさい。
手を洗ってからここに来なさい。
It will not be long before ~ / まもなく~だろう
It will not be long before she comes back.
彼女はまもなく来るだろう。
彼女はまもなく来るだろう。
since / ~して以来
It has been two years since he came to Japan.
彼が日本に来てから二年が経ちました。
彼が日本に来てから二年が経ちました。
since が導く節は過去形になって、主節は普通完了形になります
as soon as / ~するとすぐに
I want you to write to me as soon as you get there.
そこに着いたらすぐに手紙を書いて欲しいです
そこに着いたらすぐに手紙を書いて欲しいです
条件をあらわす従属接続詞
if / もし~
I would not go if it rains tomorrow.
もし明日雨なら、私は行きません。(条件)
もし明日雨なら、私は行きません。(条件)
if は条件だけでなく、譲歩をあらわすこともあるんですよね。
I want to study abroad, even if my parents are against it.
たとえ両親が反対したとしても、私は海外で勉強したいです。(譲歩)
たとえ両親が反対したとしても、私は海外で勉強したいです。(譲歩)
unless = if ~ not / もし~でないなら / ~でない限り
You don’t have to go unless you want to.
もし行きたくないなら、あなたは行かなくてもいいです。
もし行きたくないなら、あなたは行かなくてもいいです。
原因・理由をあらわす従属接続詞
because
I go to school because I want to learn.
私は学びたいので、学校に行きます。
私は学びたいので、学校に行きます。
because は、原因・理由をあらわす最も一般的な言葉ですね。
since / as
Since he says so, it must be true.
彼がそういうのだから、それは本当に違いない。
彼がそういうのだから、それは本当に違いない。
since と as は、主に文頭に使われて、because より意味が弱いです。
譲歩をあらわす従属接続詞
though (although) / ~だけれども
Though he was tired, he kept on working.
彼は疲れていたが、仕事を続けました。
彼は疲れていたが、仕事を続けました。
whether A or B / AであろうとBであろうと
It makes no difference whether you go today or tomorrow.
今日行こうが明日行こうが違いはありません。
今日行こうが明日行こうが違いはありません。
whether ~ or not / ~であろうとなかろうと
I am going to do it whether you agree or not.
あなたが賛成であろうとなかろうと、私はそれをやるつもりです。
あなたが賛成であろうとなかろうと、私はそれをやるつもりです。
while / 一方で
While I understand what you say, I can’t agree with you.
あなたのいうことはわかる一方で、賛成はできません。
あなたのいうことはわかる一方で、賛成はできません。
when / ~なのに
I got nervous when my turn came.
私は自分の番が来たのに、緊張してしまった。
私は自分の番が来たのに、緊張してしまった。
様態をあらわす従属接続詞
as, like / ~ (する) ように
Do as you are told.
言われたようにしなさい。
He sings like he talks.
彼は話すように歌う。
言われたようにしなさい。
He sings like he talks.
彼は話すように歌う。
制限・範囲をあらわす従属接続詞
as (so) long as ~ / ~する限りは
I’ll never forget you as long as I live.
私は生きている限り、あなたのことを決して忘れません。
私は生きている限り、あなたのことを決して忘れません。
as (so) far as ~ / ~する限りでは
The rumor is not true as far as I know.
私の知っている限りでは、そのうわさは真実ではありません。
私の知っている限りでは、そのうわさは真実ではありません。
as long as は「時間的な条件」をあらわして、as far as は「程度・空間的な範囲」をあらわしているんだね。
目的をあらわす従属接続詞
so that S can ~ / Sが~できるように
We got up early so that we could see the sunrise.
私たちは日の出が見れるように、早く起きました。
私たちは日の出が見れるように、早く起きました。
in case S (should) ~ / Sが~するといけないから
Write down the name in case you forget it.
忘れるといけないから、名前を書いておきなさい。
忘れるといけないから、名前を書いておきなさい。
予想される可能性が低い場合は should を使います
結果・程度をあらわす従属接続詞
so+形容詞 (副詞)+that ~ / とても…なので~ / ~なほど…
I am so tired that I can’t study.
私はとても疲れていたので、勉強ができません。
私はとても疲れていたので、勉強ができません。
such a+形容詞+名詞 + that ~ / とても…なので~ / ~なほど…
He is such a good boy that I like him.
彼はとてもいい少年なので、私は好きです。
彼はとてもいい少年なので、私は好きです。
…, so that ~ / その結果~
I studied hard, so that I could pass the examination.
私は一生懸命勉強したので、試験に合格できた。(結果)
私は一生懸命勉強したので、試験に合格できた。(結果)
so の前のコンマがないと、目的の意味になるんだね。
I studied hard so that I could pass the examination.
私は試験に合格するために、一生懸命勉強した。(目的)
私は試験に合格するために、一生懸命勉強した。(目的)
その他の従属接続詞
no sooner … than ~ = hardly (scarcely) … when (before) ~ / …するやいなや~した
He had no sooner heard the news than he began to cry.
彼はそのニュースをきくやいなや泣き出しました。
彼はそのニュースをきくやいなや泣き出しました。
普通 … には過去完了形、~には過去形がきます。
the moment (the instant) ~ / ~するとすぐに
I recognized Tom the moment I saw he.
私は彼を見るとすぐにトムだとわかった。
私は彼を見るとすぐにトムだとわかった。
every (each) time ~ / ~するたびに
Each time I see this picture, I remember my father.
子の写真を見るたびに、私は父を思い出します。
子の写真を見るたびに、私は父を思い出します。
now (that) / (今ではもう)~なので
Now that school is over, you can go home.
授業は終わりましたので、帰ってもいいですよ。
授業は終わりましたので、帰ってもいいですよ。
whereas / ~である一方
I am poor, whereas my brothers are very rich.
私は貧乏である一方、兄弟はとても金持ちです。
私は貧乏である一方、兄弟はとても金持ちです。
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