文と文を主と従の関係で結ぶ接続詞を、「従属接続詞」といいます。従属接続詞とは何なのでしょうか。またどういう特徴があるのでしょうか。副詞節を導く従属接続詞や、名詞節を導く従属接続詞に分類して、それぞれの従属接続詞の用法や、文の形を解説します。
従属接続詞とは
文と文を主と従の関係で結ぶ接続詞を、「従属接続詞」といいます。
従属接続詞は、文を入れかえると意味が成り立ちません。
副詞節を導く従属接続詞
副詞節を導く従属接続詞は、「時」「理由」「条件」などを表します。
when / ~するとき
When I came home, he was reading a book.
私が家に帰った時、彼は本を読んでいました。
私が家に帰った時、彼は本を読んでいました。
if / もし~ならば
If it rains, I study English at home.
もし雨が降れば、私は家で英語を勉強します。
もし雨が降れば、私は家で英語を勉強します。
because / ~なので
Because it was raining, I took a taxi.
雨が降っていたので、私はタクシーに乗った。
雨が降っていたので、私はタクシーに乗った。
before / ~する前に、after / ~した後に
Let’s go home before it begins to rain.
雨が降り始める前に、家に帰りましょう
雨が降り始める前に、家に帰りましょう
till / ~するまで
I waited till he came.
彼が来るまで、私は待った。
彼が来るまで、私は待った。
though~ / ~だけども
Though he was tired, he worked.
疲れていたけど、彼は働いた。
疲れていたけど、彼は働いた。
as~ / ~なので
As he has no money, he works hard.
彼はお金を持っていないので、一生懸命働く。
彼はお金を持っていないので、一生懸命働く。
since~ / ~以来・~なので
It has been snowing since you left.
あなたがいなくなってから、ずっと雪が降っています。(継続の起点)
Since he is kind, I like him.
彼は親切なので、私は彼が好きです。(理由)
あなたがいなくなってから、ずっと雪が降っています。(継続の起点)
Since he is kind, I like him.
彼は親切なので、私は彼が好きです。(理由)
while~ / ~の間に
While he was in Japan, he studied Japanese.
彼は日本にいる間に、日本語を勉強した。
彼は日本にいる間に、日本語を勉強した。
たくさんありますね。でも意味は違いますが、文の構成は同じですね。
名詞節を導く従属接続詞 that
次は名詞節を導く接続詞として、that を見ていきましょう。従属接続詞の that は「~ということ」という意味を表し、名詞と同じ働きをする「名詞節」を導きますよ。
動詞の目的語になる that
I know that he is kind.
私は彼が親切だということを知っています。
私は彼が親切だということを知っています。
名詞節を導く that は、省略されることがよくあります。
I know he is kind.
私は彼が親切だと知っています。
私は彼が親切だと知っています。
「be動詞+形容詞」につづく that
I’m glad that I can go with you.
私はあなたと一緒に行くことができてうれしい。
私はあなたと一緒に行くことができてうれしい。
be動詞+形容詞+that になるパターン
be glad that ~ / ~をうれしく思う
be sorry that ~ / ~をすまなく思う
be sure that ~ / きっと~と思う
be afraid that ~ / ~を心配に思う
「be動詞+形容詞」に続くのは、不定詞もありますよね。
I am glad to see you.
あなたにあえてうれしいです。
あなたにあえてうれしいです。
コメントをどうぞ