2つの文があって、従属節がないと文が成り立たないとき、その従属節を導く接続詞を従属接続詞と言います。今回はそのうち名詞節を導く「that」と「if / whether」を見ていきましょう。
それぞれどのような用法になるのでしょうか。
従属接続詞 that
that節が主語になるときは、主語が長くなるので、形式主語を使うことが多いです。
It was certain that he loved her.
彼が彼女を愛しているのは確かだった。(形式主語)
彼が彼女を愛しているのは確かだった。(形式主語)
補語や目的語を導く時の that は省略されることが多いです。
I believe (that) the news is true.
私はそのニュースが本当だと信じます。(that の省略)
私はそのニュースが本当だと信じます。(that の省略)
that が「~ということ」という意味になりますね。
感情をあらわす形容詞に続く that
感情をあらわす形容詞に続く that も省略されることが多いです。
I was surprised (that) he had failed.
私は彼が失敗したことに驚きました。
私は彼が失敗したことに驚きました。
感情をあらわす形容詞は、他には happy / glad / sorry / afraid などがあるね。
同格の that
次は、同格の that です。
同格の that は、直前の語の説明をする働きをして、「~という…」という意味になります。「名詞+同格の節」が主語になった場合、長い主語になるのを避けるために、同格の that 節を名詞と切り離して動詞の後ろにすることが多くなります。
The news that she died is false.
彼女が死んだというニュースは間違いです。
彼女が死んだというニュースは間違いです。
同格の that は、関係代名詞の that と区別が難しいですね。that の後ろが完全な文なら「同格」なんですね。
従属接続詞 if / whether
if も whether も従属接続詞の時は、「~かどうか」の意味になります。主語になって文頭に来るときや、補語になるとき、前置詞の目的語になるとき、名詞と同格になるときは、whether の代わりに if を使うことができません。
I don’t know whether(if) it is true.
私はそれが本当かどうかわかりません。
The problem is whether the plan will work.
問題は計画がうまくいくかどうかだ。
私はそれが本当かどうかわかりません。
The problem is whether the plan will work.
問題は計画がうまくいくかどうかだ。
下の例文は補語になっているので、whether の代わりに if を使えないんですね。
whether A or B / AかBか
whether A or B の形で「名詞節」になります。
I’ll be happy whether I win or lose.
勝っても負けても私は幸せでしょう。
勝っても負けても私は幸せでしょう。
なるほどね。
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