succeed の派生語は successful と successive のどちらか？

success / succeeded / successive / successful という単語が選択肢にあります。さて、これらの単語の違いは何なのでしょうか。英単語には派生語があります。派生語にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は succeed の派生語について解説します。

succeed の派生語は？

問題(　　) に適する語を、下の1～4から選べ
I hope you’ll be (　　) in the entrance examination.
1. success / 2. succeeded / 3. successive / 4. successful

ひぇー。どれも同じに見えるよ～。

まず「2」の succeeded だと、「be動詞＋過去分詞」の形になります。つまり受動態ですね。

この文は「あなたが試験に受かったら、いいなぁと思います」という意味になるはずです。意味から考えて、受動態になるのは変ですよね。

それは分かる。

次に、(　　) の前は be動詞なので、(　　) は補語です。つまり (　　) には「形容詞」か、「名詞」が入ります。

でも「1」の success は「名詞」ですが、「あなた=成功」の関係、つまり「あなたは成功です」、となって変ですよね。

確かにそれは変だ。

残るは successive と successful です。実はこの問題は、succeed の派生語の問題なんですよ。

succeed には「成功する」と「～の後を継ぐ」という、2種類の意味があるので、ややこしいね。実はこういう関係になります。

succeed / 成功する → successful / 成功した
succeed / ～の後を継ぐ → successive / 続いての

ということは、答えは「4」の successful ですね。

I hope you’ll be successful in the entrance examination.
入試に合格することを願っています。

はい、正解です。ついでにその他の、よく出る派生語をまとめておくね。

imagine (～を想像する) の派生語
→ imaginative (想像力に富む) / imaginary (想像上の) / imaginable (想像できる)

sense (感じる / 悟る) の派生語
→ sensitive (感受性が強い) / sensible (分別のある)

consider (熟慮する) の派生語
→ considerable (かなりの) / considerate (思いやりのある)

respect (尊敬する) の派生語
→ respective (それぞれの) / respectful (敬意をあらわす)