some と several はどちらも「いくつかの」と訳することができます。では some と several の違いは何なのでしょうか。どのように使い分ければいいのでしょうか。今回は、several と some について解説します。
several の用法
Alex: What is rakugo like?
落語ってどのようなものですか
Kota: Well, one performer plays several different characters.
えっと、一人の演者がいくつかの違った登場人物を演じます
several が「いくつかの」という意味なんですよね。
some と several の違い
でも「いくつかの」は some じゃありませんでしたっけ。some と several の違いって何なんですか。
some と several の違いはこのようなものがあります。
数えられる名詞にも、数えられない名詞にも使える。あいまいなイメージでの「いくつか(いくらか)」
several
数えられる名詞にしか使えない。具体的なイメージがある「いくつか」
数えられない名詞の場合は some を使うというのは分かりました。ただ、具体的なイメージがあるとか、あいまいなイメージというのはよくわからないです。
some は「いくつかの」という意味だと言いましたが、実際は「いくつかの」という言葉を日本語に入れなくても差し支えないことが多いです。
私は図書館に行って、本を借りました。
それに対して several は「4・5個」あるいは「5・6個」かもしれませんが、話している人に具体的なイメージがあるんです。だから several を訳す時は、「いくつかの」ではなく、具体的な数字を言った方が本当はいいかもしれませんね。
確かに最初の例でも、「4・5人の違った登場人物を演じている」と、具体的な数字があったほうが、話の内容がはっきりしますね。だからここは some ではなく、several を使っているんですね。
ちなみに a few という言葉があって、これは「少し…」と訳することがあります。a few は「2・3個」で、several は「4~6個」のイメージだそうです。
それ以上多くなると「many / たくさんの」になりそうです。もちろん話し手の気持ち次第ですけれどね。
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