many / much / few / little / some / any / several / enough といった数量をあらわす形容詞があります。これらの単語の用法とその使い分けを、例文を使いながら確認していきましょう。
many と much
数量をあらわす形容詞って、修飾する名詞によって使い分けなくちゃいけないんですよね。
そうですね。数えられる名詞か、数えられない名詞かによって、使い分ける必要がありますね。
many / much / a few / a little の使い分けに注意!
数えられる複数名詞 | 数えられない単数名詞 | 両方に使う | |
---|---|---|---|
多い | many / a number of | much / a great deal of | a lot of / lots of |
少ない | a few | a little | × |
many / much は口語では主に否定文と疑問文で使われます。a few / a little は「少しはある」という肯定的な意味になります。few / little は「少ししかない」という否定的な意味になります。
「a few / a little」と「few / little」の意味の違い
I have a little money now.
私は今、少しはお金があります。
I have little money now.
私は今、少ししかお金がありません
私は今、少しはお金があります。
I have little money now.
私は今、少ししかお金がありません
持っているお金の量は同じだけど、気持ちの持ちようで a little と little を使い分けるんですね。
some と any
some は通常肯定文で使われます。any は通常疑問文・否定文・ if節で使われます。
それに関しては「some と any」でやりましたね。その基本を知ったうえで、疑問文で使う some や、肯定文で使う any も確認しておかなくてはいけないね。

不定代名詞 some / any の用法
some と any の用法 some と any には、代名詞と形容詞の用法があります。「いくらかの」という漠然とした数量を表します。基本的に some は「肯定文」で使い、any は「否定文・疑問文・if節」で使います。 それぞれ例...
several と some と enough
several は数えられる名詞の複数形とともに、限定用法で使います。多さは「some < several < many」という感じです。
several と some
Several students were absent from school because of colds.
数人の生徒が風邪で学校を休んだ。
Father bought me some books.
父は私に本を買ってくれました。
数人の生徒が風邪で学校を休んだ。
Father bought me some books.
父は私に本を買ってくれました。
some も several も「いくつかの~」の意味ですけれど、some の方はあまり数を意識しないので、あえて「いくつかの~」と訳す必要はないですね。
enough は数量が「十分ある」という意味で、数えられる名詞・数えられない名詞の両方に使います。
several と enough
Several birds were flying in the air.
数羽の鳥が空を飛んでいました。
There were enough seats for all of us.
私たち全員が座るのに十分な席があった。
数羽の鳥が空を飛んでいました。
There were enough seats for all of us.
私たち全員が座るのに十分な席があった。
several は数を意識しているのに対して、enough は足りているかどうかが問題になっていますね。
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