in にはどのような用法があるのでしょうか。場所、言語、分野、期間、未来、所属、状態・状況、着用、形状をあらわす in の用法と、in front of / in bed / in fact / in total といった定型表現も解説します。
「~の中で」と場所をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
There are two books ( ) the box.
その箱の中には2冊の本があります。

「箱の中にわ…」ですね。

それだと「中庭」です。「…の中には」ですから、こうなります。
「~の中で」は in を使います。
in front of ~ / ~の前に
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
There is a bank ( ) ( ) ( ) the station.
駅の前には銀行があります

「駅の前にわ…」ですね。

だから「庭」じゃないんですよ。「…の前には」は、こうなります。
「~の前に」をあらわすには in front of ~ を使います。
in bed / 寝ている
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
He is ( ) ( ).
彼は寝ています

眠っているんですよね。

あれ?( )が余っちゃった。

「寝ている」は、こうなります。
「寝ている」は be動詞+in bed を使います。
「~を使って」と言語をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
What do you call this insect ( ) English?
この虫は英語でなんと呼ぶのですか

「~で」ですよね。

with は「道具」で使います。
I wrote the letter with a pen.
私はペンで手紙を書きました。

使う「言語」は、こうあらわします。
「(言語)で」は、in ~ を使います。
「~について」と分野をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
I ( ) ( ) ( ) music.
私は音楽に興味があります

「きょうみがある」んですよね。

「今日、実がある」ではなく、「興味がある」ですよ。
「~に興味がある」は be動詞+interested in ~ を使います。
期間をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
( ) ( ) ( ), there was a library here.
過去には、ここに図書館がありました

「かこには…」ですね。

「過去」は点ではなく、幅がありますよね。なので at ではなく、in を使います。

ちなみに「将来」にも in を使います。
ちなみに「将来」にも in を使います。
I want to be an astronaut in the future.
私は将来、宇宙飛行士になりたいです
「過去 / 将来」は in the past / in the future を使います。
未来をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
You can get there ( ) thirty minutes.
30分でそこに着けます

「30分後にはそこに着く」ってことですよね。

これはちょっと難しいのですが、in を使ってこうあらわします。
発話時点から未来をあらわして、「~後に」には in を使います。
「~に所属して」と所属をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
He is ( ) the tennis club.
彼はそのテニスクラブに所属しています

「所属しています」ですか。

belong 自体が動詞ですから、belong を使うならこうなります。
He belongs to the tennis club.
彼はそのテニスクラブに所属します。

なので、今回の問題は belong を使うと、( )が足りないです。今回の問題は( )が一つなので、こうなります。
「~に所属して」と所属をあらわすには in を使います。
「~の状態で」と状態・状況をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
( ) ( ) ( ), I have to go to there.
とにかく、私はそこに行かなくてはならない

「とに…かく…」ですね。

「とにかく」って、「トニー・カーク」って人の名前だと思ったの? そうじゃなくて、「どんな状況でも」という意味ですよ。
「とにかく」をあらわすには in any case を使います。
in fact / 実際
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
( ) ( ), he is a teacher.
実際、彼は先生です

「じっさい…」ですね。

それは「10歳」です。「実際」はこうなります。
「実際」をあらわすには in fact を使います。
in total / 合計
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
It’s six dollars ( ) ( ).
合計で6ドルです

「ごう…けい…」ですね。

ん? ケイ君を応援しているのかな? 「合計で」はこうあらわします。
「合計で」をあらわすには in total を使います。
「~を身に着けて」とをあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
Some people is always ( ) kimonos.
いつも着物を着ている人たちもいます

「着物を着ている」ですね。

wear は「~を着ている / ~を身に着けている」という状態を表します。なので習慣でしていることについては、現在形で表します。進行形にすると、一時的にしていることを表します。

ということは、always があるので、進行形はダメなんですね。

「着ている」は前置詞を使って表すこともできます。
「~を着ている」をあらわすには be動詞+in ~ を使います。
「~をなして」と形状をあらわす in
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
Those birds fly ( ) line.
あの鳥たちは列をなして飛びます

「列…なして…」ですね。

それだと「列なしで」です。「一列になって」ですから、こうなります。
「~をなして」は in ~ を使います。「円をなして / in a circle」「集団をなして / in a group」
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