関係詞に -ever がついたものを複合関係詞と言います。疑問詞の意味が「複合」しているので、複合関係詞なんですね。複合関係詞は、先行詞がないのが特徴です。
複合関係詞には、どういう種類があるのですか?
大きく分けて2種類、「複合関係代名詞」と「複合関係副詞」に分けられます。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう。
まずは「複合関係代名詞」から見ていきましょう。
複合関係代名詞
名詞節を導き、文中で主語・目的語・前置詞の目的語になるパターン。
whoever = anybody who ~ / ~する人は誰でも
whomever = anybody whom ~ / ~する人をだれでも
whichever = any one that ~ / ~するものはどれでも
whichever = either (one) that ~ / ~するものはどちらでも
whatever = anything that ~ / ~するものは何でも
You may bring whoever wants to come.
来たい人は誰でも連れてきてもいいですよ。
来たい人は誰でも連れてきてもいいですよ。
譲歩の副詞節を導くパターン。
whoever ~ = no matter who ~ / 誰が~しても
whomever ~ = no matter whom ~ / だれを~しても
whichever ~ = no matter which ~ / どちらが~しても
whatever ~ = no matter what ~ / 何が~しても
Whoever comes, don’t open the door.
誰が来ても、ドアをあけてはいけません。
誰が来ても、ドアをあけてはいけません。
とりあえず「でも」か「ても」をつけたら、それなりに訳せますね。数が多いように感じましたが、なんとかなりそうです。
複合関係副詞
次は「複合関係副詞」です。
「時・場所」の副詞節を導くパターン。
whenever ~ = at any time (when) / ~するときならいつでも
wherever ~ = to any place (where) / ~するところならどこでも
Please come whenever you like.
好きなときに、いつでも来てください。
好きなときに、いつでも来てください。
譲歩の副詞節を導くパターン。
whenever ~ = no matter when / いつ~しても
wherever ~ = no matter where / どこで~しても
however ~ = no matter how / どんなに~しても
Whenever you come, I’m ready.
あなたがいつ来ても、準備はできています。
あなたがいつ来ても、準備はできています。
こちらも「でも」「ても」をつけたら、それなりに訳せそうですね。
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