倒置のパターンを例文で確認しよう

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ネコ
倒置はいろんなパターンがありますね。苦手だなぁ。

ウサギ
倒置が起こるとその後ろが、「疑問文の語順になる」「動詞→主語になる」「そのまま」というパターンがあります。どういうときにどうなるのか。1つ1つ丁寧に倒置のパターンを例文を使いながら確認していきましょう。

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否定の副詞 (句) を強調

否定の副詞(句)を文頭に移動させた場合、後ろは疑問文と同じ語順になります。

Never have I seen such a wonderful movie.
(I have never seen such a wonderful movie.)
そんな素晴らしい映画を今まで見たことがない。

ネコ
さっそく難しいですね。どう考えたらいいのかな。

ウサギ
never を not として考えてみます。not はいろいろな語とくっついて短縮形になりますよね。例えば haven’t や don’t , isn’t , can’t など。つまりそれらと「つながりが強い」のです。

だから、not や never といった否定の副詞が文頭に出た場合、それにつられて引っ張られる形で、have, do, is, can といった語が前に出て、結果として疑問文の形になるのです。

ネコ
なるほど。否定語は「悪い男」で、悪い男には魅力がある。have とか can とか、そういう染まりやすい人がついていってしまったり、do とか does といった、隠れていた深層心理的なやつがあらわれて、否定語に引き寄せられたりするんですね。なんとなくイメージできました。

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否定以外の副詞 (句) を強調

ウサギ
否定句以外の副詞を強調するため文頭に移動させた場合は、その後ろは「動詞 → 主語」の語順になります。場所や方向をあらわす副詞を強調するために、文頭にするパターンが多いです。

Here comes the bus.
(The bus comes here.)
ほら、バスが来たよ。

ネコ
さきほどの否定語のやつは、その後ろは疑問文になるけど、こちらは主語と動詞の語順が入れ替わるだけなんですね。動詞は引き寄せられるけれど、do とか does といった深層心理的なやつは、出てこないんですね。ちょっとしたチンピラって感じですかね。

補語を強調

ウサギ
補語を強調するため文頭に移動させた場合、その後ろは「主語 → 動詞」になるときと、「動詞 → 主語」になるときがあります。「動詞 → 主語」になるのは、主語が長いときが多いです。

Beautiful is the picture he took in Kyoto yesterday.
(The picture he took in Kyoto yesterday is beautiful.)
きれいだなぁ、君が昨日京都でとった写真は。

ネコ
「What a beautiful picture this is! / なんて美しい写真なんだ、これは」という感嘆文も、このパターンと考えてもいいですね。

目的語を強調するため文頭に移動させた場合

ウサギ
後ろは普通の語順のままになります。目的語に否定語や強意語があるときには、その後ろは疑問文の語順になります。

Not a word did he speak.
(He did not speak a word.)
彼は一言も口をきかなかった

ネコ
否定語を強調したら、その後ろは疑問文の語順になるというパターンは、一番最初に確認たやつと同じ考え方でいいですね。

「~もまた…」

ウサギ
前の文を受けて「~もまた…だ」と言う意味をあらわす場合は、倒置が起こって疑問文と同じ語順になります。

前の文が肯定文のときは「so+V+S」、前の文が否定文のときは「nor (neither)+V+S」を使います。

He is tired, and so am I.
彼は疲れているし、私もです。
He didn’t go, and neither did I.
彼は行かなかったし、私もです。

ネコ
これらは、決まり文句として覚えておくのがよさそうだ。

被伝達部が先にきて、後に主語と伝達動詞がくる場合

ウサギ
主語が名詞のときは V+S の語順になって、主語が代名詞のときは S+V の語順になることが多いです。

“Good morning.” he said.
「おはよう」と彼は言った。
“Good morning.” said Taro.
「おはよう」とタロウは言った。

ネコ
伝達動詞とか非伝達部とかややこしいですが、実際文を見てみると、それほど難しくはないですね。長文読解で出てきても、別に倒置を意識せず読み進められる気がします。

補語+as (though)+S+V の場合

ウサギ
譲歩をあらわす文では、補語が文頭に置かれることもあります。補語が名詞の場合は冠詞が省略されます。

Angry as he was, he helped his sister with her homework.
(As he was angry, he helped his sister with her homework.)
怒っていたけれど、彼は妹の宿題を手伝った。

ネコ
これはまあ、強調したい語が前にきただけなので、話は単純ですね。

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