人ではなく、物事を主語にして「~が人に…させる」と言う意味の表現を「無生物主語」と言います。無生物主語構文の主語になるのは名詞だけではなく、「動名詞句」や「不定詞句」などの「名詞句」や、「名詞節」なども使われます。
普通に訳をしようとすると、変な日本語になっちゃうんだけど、どうしたらいいのですか?
次のように訳をしてみるといいですよ。
無生物主語の文を訳すときのコツ
・無生物主語を「理由・条件・などの副詞句 (節) / ~によって、~のために」とする。
・目的語の「人」を主語にする。
・動詞を自然な形で訳す。
このようにすると、日本語訳が自然なものになりますね。
The music made me happy.
その音楽は私たちを幸せにさせた
→ 私たちはその音楽によって幸せになった。
その音楽は私たちを幸せにさせた
→ 私たちはその音楽によって幸せになった。
なるほど、たしかに自然な日本語になったね。
無生物主語の文によく出てくる動詞は、このようなものがあります。
無生物主語をよく取る動詞
make / cause / force など、「させる」の意味をあらわす動詞。
bring / take / lead など、「連れて行く・連れてくる」の意味をあらわす動詞。
prevent / keep など、「~するのを妨げる」の意味をあらわす動詞。
この動詞を見かけたら、無生物主語の訳し方を意識すればいいですね。
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