形容詞の中には「人を主語にしない形容詞」があります。どういった形容詞が人を主語にしないのか、また従属節の不定詞の目的語を、主語にして書きかえるという「タフ構文」についても解説します。
人を主語にしない形容詞
形容詞の中には、人を主語にしない形容詞、というのがあります。人を主語にしない形容詞の例は、次のとおりです。
dangerous(危険な) / difficult(難しい) / impossible(不可能な) / important(重要な) / convenient(便利な) / comfortable(快適な) / necessary(必要な) / easy(簡単な) / hard(難しい) / tough(困難な) / pleasant(楽しい)
It is dangerous for you to swim in this river.
あなたがこの川で泳ぐのは危険です。
あなたがこの川で泳ぐのは危険です。
あぁ、そういえばそういうことも勉強しましたね。頭文字をとって「DICN / ダイコン」と覚えるといいよ、とか言われました。
タフ構文
少しややこしいのに、こういうパターンがあります。
It is hard to please her. = She is hard to please.
彼女を喜ばせるのは難しい。
彼女を喜ばせるのは難しい。
むむむ、人を主語にできないと言いながら、完全に人が主語になっていますよ。
これは「タフ構文」といって、従属節の不定詞の目的語を主語にして、書き換えすることができるというものなのです。
めちゃくちゃ難しいですね。基本的に先ほどの形容詞は、人を主語にできないけれど、その主語を不定詞の目的語部分に入れられるなら、人を主語にしてもいい、ってことですかね。
タフ構文に使われる形容詞をまとめてみました。
dangerous / difficult / impossible / convenient / comfortable / easy / hard / tough / convenient / pleasant
tough があるから「タフ構文」なんだね。あれ? これって、先ほどの人を主語にできない形容詞のやつそのままじゃないですか?
実はそこから「important(重要な)」と「neccesarry(必要な)」が外されています。これらはタフ構文にできないそうです。あと、impossible はタフ構文に使えるけれど、possible は使えないんです。不思議だね。
タフ構文に関しては、タフ構文にならないものを意識しておくほうがいいと思うよ。
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