動物・物を先行詞にする関係代名詞には「that(which) / whose」があります。それぞれどのようにして使い分ければよいのでしょうか。またどういう点に注意するべきでしょうか。動物・物を先行詞にする関係代名詞である「that(which) / whose」について解説します。
動物・物が先行詞の関係代名詞
動物や物を先行詞にとるとき、関係代名詞はどうなるのですか?
動物や物を先行詞にとるときの関係代名詞には「that(which) / whose」があります。that を使う場面では which も使えますが、実際はほとんど that が使われていますので、それで練習しておくのがいいですね。
それぞれどのようにして使い分ければよいのか。またどういう点に注意するべきでしょうかを解説していますね。
主格の用法
まずは動物や物を先行詞に取る、主格の関係代名詞です。
I have a dog. It has long ears.
私は犬を飼っています。それは長い耳をしています。
↓
I have a dog that(which) has long ears.
私は長い耳をしている犬を飼っています。
私は犬を飼っています。それは長い耳をしています。
↓
I have a dog that(which) has long ears.
私は長い耳をしている犬を飼っています。
動物・物が先行詞の場合も、主格の関係代名詞のときは、関係代名詞を受ける動詞を、先行詞の人称や数にあわせます。
動物や物が先行詞なんだから、当然三人称になりますね。ということは単数だったら三単現のs がいるってことですね。
何でもかんでも s をつけたらいいってもんじゃないよ。ちゃんと時制には気を付けてね。過去の文だったら s はいらないからね。
所有格の用法
次は動物や物を先行詞に取る、所有格の関係代名詞です。
I have a dog. Its ears are long.
私は犬を飼っています。それの耳は長い。
↓
I have a dog whose ears are long.
私は耳の長い犬を飼っています。
私は犬を飼っています。それの耳は長い。
↓
I have a dog whose ears are long.
私は耳の長い犬を飼っています。
これは人が先行詞の時と同じですね。
この文は主格の関係代名詞を使って、こう表現することが多いですかね。
I have a dog that(which) has long ears.
私は耳の長い犬を飼っています。
私は耳の長い犬を飼っています。
目的格の用法
最後は動物や物を先行詞に取る、目的格の関係代名詞です。
This is the dog. I have it.
これは犬です。私はそれを飼ってます。
↓
This is the dog that(which) I have.
これは私が飼っている犬です。
これは犬です。私はそれを飼ってます。
↓
This is the dog that(which) I have.
これは私が飼っている犬です。
使う関係代名詞は主格の時と同じでいいんですね。
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