受け身の文の作り方には手順があります。それはどのようなものなのでしょうか。またその手順に当てはまらないパターンとはどのようなものなのでしょうか。受け身の文を作るときの手順と、書きかえ問題で間違えやすいパターンについて解説します。
能動態 (普通の文) から受け身 (受動態) への書きかえの手順
1. まず能動態の文の目的語を主語にして、
2. 次に能動態の文の動詞を「be動詞+過去分詞」にして、
3. 最後に能動態の文の主語を目的格に変えてその前に by をつけて文の最後に置く。
受け身 (受動態) の文の形を良く見ておきましょう。「be動詞+過去分詞」があれば受け身 (受動態) だし、「by+目的格」があれば受け身 (受動態) であることも多いですね。
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そして数日後
by ~ は動作をする人をあらわす
問題( )内の語から適切なもの選べ
問 The letter was written ( by / in / with ) English.
問 The letter was written ( by / in / with ) English.
受け身だから最後は「by ~」ですよね。
違ーう! 手紙を書いたのが「英語」なわけないですよね。正解は「in」です。
「by ~」はその動作をする人を表します。
こういうパターンもありますので、注意しましょう。
English is spoken in Canada.
英語はカナダで話されています。
英語はカナダで話されています。
カナダが話しているんじゃないから by ~ にはならないんですね。
進行形のことを忘れない
問題( )内の語から適切なものを選べ
問 He is (played / playing) tennis in the park.
問 He is (played / playing) tennis in the park.
えっと……受け身は「be動詞+過去分詞」だから……正解は played ですかねぇ。
違ーう! たしかに「be動詞+過去分詞」で「受け身 (受動態)」になるけど、「be動詞+~ing (現在分詞)」で「進行形」というのがあったでしょ。
「彼はテニスをしている」だから、正解は「playing」です。
「している」なら進行形。「されている」なら受動態。
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