受け身にするとき、普通は行為者を「by ~」の形であらわします。ですが、「by ~」の部分を省略する場合もあります。どういうときに「by ~」が省略されるのでしょうか。今回は主語が一般的な人々を指すときに、by ~ を省略する受け身について解説します。
受け身の文の作り方
問題次の英文を受け身 (受動態) にしなさい。
They speak English in America.
They speak English in America.
受け身 (受動態) の作り方とおりにやったらいいんでしょ。たしか、この手順でやればいいんですよね。
1・普通の文の目的語を主語にする。
2・動詞を「be動詞+過去分詞」に変える。
3・普通の文の主語を「by~」の形にして文末につける。(代名詞のときは目的格に変える)
2・動詞を「be動詞+過去分詞」に変える。
3・普通の文の主語を「by~」の形にして文末につける。(代名詞のときは目的格に変える)
これでどうですか?
English is spoken by them in America.
うーん、もっといい答えがあります。
ええーっ、なんで~。
「by ~」の省略
問題文の They は「彼ら」という具体的な人を指しているのではなく、一般的な人々を表していますね。そういうときの受け身 (受動態) には、次のような約束事があるんです。
能動態の英文の主語が一般的な人々を指すとき、( we , you , they , people など ) は、ふつう by ~ は省略します
ということは、この問題の正解はこれでいいんですね。
English is spoken in America.
英語はアメリカで話されます。
英語はアメリカで話されます。
はい、正解です。
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