「~するつもりです」と、あらかじめするつもりで準備を進めていることを言うときは、「be going to+動詞の原形」となります。この「be going to+動詞の原形」の用法や疑問文・否定文の作り方、またよくある間違いや、注意すべき点、will との違いについて解説します。
be going to+動詞の原形の意味
たとえば「I play tennis on Sundays. / 私は毎週日曜日に、テニスをします」という現在の文があります。これを「~するつもりです」の文にするには、こうします。
私は来週、テニスをするつもりです。
このように、「be going to」を「動詞の原形」の前に入れます。
「be」というのは be動詞のことですよね。主語によって「am / are / is」を使い分けたらいいんですね。
はい、そうです。そしてその疑問文・否定文は「be動詞の文」と同じです。だから、be動詞を主語の前に出して「疑問文」を作ったり、be動詞の後ろに not を入れて「否定文」を作ったりします。
では問題をやってみましょう。
be going to は進行形ではない!
We play soccer after school.
こうかなぁ。
違う! それは「現在進行形」です! 進行形は「be +~ing ] で「~しています」で、「何かをやっている最中」なのを表します。今回の問題は「~するつもりです」という未来の話なので、進行形とは別物ですよ。
「~するつもりです」のときは、「be going to」を、まとめて動詞の前に放り込むだけです。
そうかぁ、じゃ、こうですね。
それで正解です。では次の問題をやってみましょう。
be going to の go は「行く」?
( Yumi / to / with / shopping / I’m / go / going / . )
私はユミと買い物に行くつもりです。
こうかなぁ。
ん? 何か忘れていない? 並び替え問題は必ず最後に、単語の数を確かめましょう。
確かに、単語の数が足りていないですね。go を入れ忘れていました。でも「行く」だったら going を使いましたよ。
「be going to」の going は「行く」の go とは別物なんですよ。「be going to」は3語ひとまとめで「~するつもりです」って意味だから、それとは別に「行く」の go を入れないと「行くつもりです」にはならないよ。
そうなんだ。ということはこうですね。
それで正解です。「be going to」を3語で1語と考えてしまうことがポイントかな? では次の問題をやってみましょう。
be going to の文の疑問文の作り方
Do you help her?
こうかなぁ。
残念! 違うね。現在の文から「~するつもりです」の文への書きかえ問題で、疑問文の場合はうっかりしやすいです。
こうですね。
それで正解です。では次は否定文の問題です。
be going to の文の否定文の作り方
I don’t help her.
こうかなぁ。
違うよ。さっきと同じような間違いになっています。現在の文から「~するつもりです」の文への書きかえ問題で、否定文の場合も、手順に気をつけよう。
こうですね。
それで正解です。「be going to」を3語で1語と考えると言ったけど、結局は be動詞の文であることを忘れちゃいけないってことですね。
「be going to+動詞の原形」の本当の意味と will との違い
ここからは応用編です。余裕がある人だけ見てください。
「be going to」の going は「行く」の go とは別物なんですよ。
「be going to」は3語一まとめで「~するつもりです」って意味です。
と、言いましたが、実は「be going to」の going と「行く」の go は同じもので、「be going to +動詞の原形」は見たまんま「go to 不定詞」 の進行形なのです。
ただ、go は単に「目的地に向かって移動する」という動作の意味から派生し、「(~の状態)になる」という意味もあることに注意。
たとえば I am going to play tennis. という文なら、「to play tennis」の状態に「am going /今、なっている最中です」なので、こうなります。
「テニスをするという状態に向かっています」
↓
「テニスをすることになっています」
↓
「テニスをするつもりです」
書きかえ問題でよく出る be going to と will ですが、その違いは次のように言われています。
be going to と will の違い
will → 発話のそのときにやると決めた時
will に関しては「未来の助動詞 will」で確認するといいです。
be going to については、「進行形で、いまその状態に向かっている最中である」という意味から考えると、発話の瞬間にやるときめたときに使うのではなく、前々からやると決めていたときに使うと分かりますね。
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