勉強で一番大事なのは、丸つけだという話

この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

「勉強の中で一番大事なのは、丸つけだ」

「勉強の中で一番大事なのは、丸つけだ」と言うと、「いやいや、もっと大事なものはあるでしょう」と考える人もいるでしょう。「見直しや、やり直しの方が大事じゃないの?」「授業をしっかりきくことが大事」「何回も書いて覚えることこそ大事だよ」など、いろいろ意見はあります。しかしそれらはすべては、「丸つけの大事さ」に行きつきます。丸つけに対する意識を変えるだけで、改善されるのです。例を挙げてその辺のことを考えてみましょう。

Aくんの例

「宿題やってる?」と聞くと、「やってますよ!」という元気な声。「そうかぁ、がんばっているね。」と確認すると、確かに問題をやってはいますが、丸つけをやっていない。それで「丸つけは?」と聞くと、「わすれました、てへへ」という様子。

このパターンは、やっている問題もてきとうです。宿題をやれと言われたからやりました、というレベル。当然のように空欄がありますが、それもそのままになっています。

Bくんの例

授業中みんなで答え合わせをしています。「3番の答えを聞くよ。じゃぁ~くん、答えてください」「~です」「はい、正解です」という感じで、順番にあてながら、それぞれの答えを言ってもらいます。調子よくみんなが答えていく中、ある生徒に当てると、「え? 今何番ですか?」との返事。近くによって確認すると、丸つけをしていない。

このパターンは勉強が苦手な子と、逆に勉強ができる子にも多いです。できる子は、どうせ全問正解しているだろうと思って、丸つけをおろそかにしているのです。しかしこのパターンは、授業も話のさわりだけ聞いて理解したつもりになっていて、実際に問題を解くと、見当違いなことや、おかしな手順でやっていることがあります。そして丸つけをおろそかにしていますので、その見当違いに気づかないまま、先に進んでしまい、後でつまづく原因になることがあります。

Cくんの例

入試問題を宿題として、1年分やるように言う。そして翌週「やった?」と聞くと、「やりました」との返事。「それで、どうだった?」と聞くと、「いやぁ、難しかったです」と答える。次の言葉を少し待ってみるけど、どうやらそれで話は終わったようです。やったノートを確認すると、赤ペンで答えを写して終わっている様子。

このパターンで問題なのは「質問」がないことです。「難しかった」なら「この問題がわからないので、教えてください」となるはずです。それがないということは、すべて解説を読んで理解できる天才か、あるいは適当にやったので間違っていても気にならないかのどちらかです。

上記3人の例は、みんなそれなりに勉強をしたつもりになっているけれど、あまり身についていないパターンです。そして彼らに、「勉強の中で一番大事なのは、丸つけなんですよ。」というと、「はぁ?」という顔をされます。そこで、「まぁ、だまされたと思って、一回しっかり丸つけをやってみなさい」と言うのです。

ここで丸つけの話はいったん中断して、勉強が苦手になるスパイラルについての話です。

スポンサーリンク

勉強が苦手になる、負のスパイラル

これは「卵が先か、ニワトリが先か」の話になりますが、「丸つけ」をしっかりやっていないということは、問題を解くことを真剣にやっていないということになります。さらにいえば、問題を真剣に解いていないということは、授業を真剣に聞いていないことになります。

「授業を雑に聴く → 興味がないから問題を雑に解く → 興味がないから丸つけはてきとう → わからないところがわからないまま → 勉強が面白くないから、授業を雑に聞く」という負のスパイラルに入ってしまいます。

このスパイラルをどこかで断ち切らなくてはなりません。では、どこで断ち切りますか? おおもとの「授業」をしっかり聴こうと思うのなら、それは素晴らしいことです。ただ、「授業をしっかり聴きなさい」といって、「よし聴くぞ」となりますか? そんな決意なんて、一瞬でしょう。「あの先生の話、面白くない」とか「しゃべり方が眠くなる」とか、挙句の果てには「生理的に受けつけない」とか言い出して、真剣に聴かなくなります。

「問題を真剣に解け」や「やり直しをしっかりしろ」も同様です。やらないといけないとは思っていても、その気にならないことはありますよね。そんな中、一番とっかかりやすいのが「丸つけ」なのです。「丸つけをしっかりやりなさい」なら、「まぁ、そのくらいならやってみてもいいかな」となりますよね。

ではいよいよ、正しい丸つけのやり方についての話です。

正しい丸つけのやり方

とりあえず一問一問丁寧に、丸をつけていきましょう。問1、マル。問2、バツ。問3、マル……。一問一問にマルとバツをつけていきます。マルバツをつける場所ですが、問題番号のところにします。自分の書いた答えのところにマルバツをつける人がいますが、そうすると後で、どう間違えたのかを見ることができません。また正答を赤で写す必要もありません。単にマルとバツを問題番号のところに、しるししていくだけでいいのです。

問題を解いた時の状況を思い出しながら丸つけをすると、なおよいです。そうすると、「おっ、この問題、結構考えたけど、正解していたぞ」や、「迷ったけど、やっぱり違っていたかぁ」など、いろいろ感想が出てくるはずです。これがとても大事なことです。特に間違えた問題に対する「くやしさ」があるかないかで、その後の行動が変わってきます。

丸つけが終わったら

それで丸つけが終わったら、解答をじっくり眺めてください。きれいに並んだマルとバツ。どういう問題を間違えたのか、気になりませんか。そうなれば、問題に戻って確認しましょう。「あー、この問題ね、わからなったからてきとうに選んだんだよね。」となるかもしれません。そして、「なぜ、こういう答えになるのだろうか?」という疑問が浮かんでくれば、しめたものです。

「この問題、間違えていたのかぁ……じゃぁ、寝よっと」とはならないですよね。「この問題、間違えていたのかぁ……何が違うのかな?」となりますよね。すると解説を確認するでしょうし、解説を読んでわからなければ、先生や友達に質問することになります。間違えたことのくやしさがあれば、さらに「もう一度やってみよう」ともなるはずです。

こうなれば、先ほどの「授業を雑に聴く → 興味がないから問題を雑に解く → 興味がないから丸つけはてきとう → わからないところがわからないまま → 勉強が面白くないから、授業を雑に聞く」という負のスパイラルからは、完全に脱することができるのです。

そりゃ、すぐには難しいですよ。ただ、勉強方法を改善するにあたり、一番とっかかりやすいのが「丸つけ」であるのは間違いありません。だから「勉強で一番大事なのは、丸つけだ」と言うのです。

まぁ、だまされたと思って、一回しっかり丸つけをやってみましょう。

スポンサーリンク
おすすめ勉強方法
この記事が参考になりましたら
いいねして、最新ニュース情報を、チェックしてください!
シェアをお願いします!
ネコでも解ける、お気楽英語

コメント

タイトルとURLをコピーしました