過去から今までにある動作が続いていることを言うとき、「have been+~ing」という現在完了進行形を使います。現在完了進行形と現在完了形は、どう使い分ければよいのでしょうか。今回は動作の継続をあらわす、現在完了進行形の用法を解説します。
継続をあらわす現在完了
「ずっと~している」は現在完了の継続用法ですね。
はい、正解です。「have+過去分詞」で、「ずっと~しています」の意味になります。これを現在完了の継続用法といいます。
現在完了進行形
「ずっと~しています」でしょ。おっと、主語が he だから三単現の s に注意ですね。
うーん、( )の数と合っていませんよ。正解はこうです。
進行形になっているんですか。でも、最初の問題は、普通に「have+過去分詞」でしたよね。何でそうなるんですか。
最初の問題は「状態」の継続だったんです。ですが、今の問題は「動作」の継続になります。
現在完了進行形と現在完了形の違い
状態の継続をあらわすときは「have+過去分詞 / 現在完了形」を使います。それに対して、動作の継続をあらわすときは「have been+~ing / 現在完了進行形」を使います。
「住む」は状態をあらわすけれど、「見る」は動作をあらわすんですね。まぁ…言われればそうかなぁという感じですね。
状態を表す動詞と動作を表す動詞の見分け方
けれど、状態をあらわす動詞と、動作をあらわす動詞はどう見分けたらいいんですか。
こう考えてみてはどうでしょうか。
「1分だけやめて」と言われて、できるものが「動作をあらわす動詞」で、できないものが「状態を表す動詞」
「住む」は1分だけやめることはできないでしょ。
はぁ、なるほどね。
あと、どちらかと言えば、状態を表す動詞を確認しておく方がいいですね。状態を表す動詞の方が数が少ないですし、ニュアンスもつかみやすくなると思いますよ。
状態を表す動詞
know / 知っている
live / 住んでいる
like / 好きだ
love / 愛している
have / 持っている
want / 欲しい
hope / 望む
need / 必要とする
believe / 信じる
understand / 理解する
remember / 覚えている
確かに「1分やめて」と言われてもできないですね。
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