分詞構文とは、分詞が「接続詞」と「主語+動詞」の働きをかねる構文で、副詞句として主文を修飾する用法です。
なんのこっちゃ?
分詞構文は、少し難しいですね。でもたくさん例文を見ていくうちに、わかってくるかと思います。
とりあえず、分詞構文の作り方は、次のとおりにやればいいです。
分詞構文の作り方
2. 従属節 (副詞節) の主語をとる
3. 従属節 (副詞節) の動詞を現在分詞にする。
4. 従属節が否定文の場合は、not を分詞の前に置く
= Not having time, I didn’t eat breakfast this morning.
時間がなかったので、私は朝食を食べなかった
分詞構文の意味は、どう考えたらいいのですか。
分詞構文には接続詞がないので、意味は、主文との関係から推測するしかないです。慣れないうちは大変かもしれませんが、パターンは5つしかありませんからそれに当てはめて考えましょう。
分詞構文の意味のパターン
その他に分詞構文で、注意することはありますか。
省略したり、しなかったりするものに関して、注意することがいくつかあります。
受動態・進行形の分詞構文
受動態・進行形の場合は、be動詞が being になりますが、通常 being は省略して現在分詞・過去分詞からはじめます。また「being+名詞 (形容詞)」の分詞構文でも、being を省略することがあります。
通りを歩いていたら、財布を見つけた。
being の省略がポイントですね。
完了形の分詞構文
従属節が主節の文より前の時をあらわす場合は、「having+過去分詞」という完了形の分詞構文を使います。
本を読み終えたので、彼女は買い物に出かけた。
完了形の分詞構文の否定は「Not having+過去分詞」ですが、否定語が Never の場合は「Never having+過去分詞」でも「Having never+過去分詞」でもどちらでもいいようです。
完了形の分詞構文の受動態は「Having been+過去分詞」ですが、Having been は省略して、過去分詞から始めることも多いです。
ふむふむ、結局 be動詞に関するものが、省略されるんですね。
独立分詞構文
次は、独立分詞構文です。
従属節と主節の主語が違う場合は、分詞の意味上の主語を分詞の前に置きます。これを「独立分詞構文」といいます。
日曜日だったので、公園は混んでいました。
主語が同じだと省略するけれど、違っていたら残すんですね。当たり前っちゃ当たり前ですね。主語が違っているのに省略しちゃったら、何についての話か分からなくなりますもんね。
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