関係代名詞の文は関係詞節がおかれる場所によって「サンドイッチ型」と「しっぽ型」に分類されます。「サンドイッチ型」と「しっぽ型」の関係代名詞とはどういうものなのでしょうか。特に苦手とする人が多い「サンドイッチ型」の関係代名詞について詳しく解説します。
しっぽ型の関係代名詞
問1 私はカナダに住んでいる弟がいます。
さっぱりわかりません。
関係代名詞の英作文はベースとなる文を見抜くことから始めるといいですよ。
「私は弟がいます」
まずこの部分を英作してみましょう。
I have a brother. ですね。これくらいなら大丈夫だ。
それで、「そいつはカナダに住んでいる」のですから、関係代名詞の who を使って、who lives in Canada となり、それを a brother にくっつけるのです。三単現のsを忘れてはいけませんよ。
ということは、こうですね。思ったよりも簡単ですね。
はい、それで正解です。では次の問題に挑戦してみましょう。
サンドイッチ型の関係代名詞
問2 ドアのそばにいるその少年は私の弟です。
ベースになる文は「その少年は私の弟です」だね。そして「そいつはドアのそばにいる」ですから、くっつけるのは who is by the door だな。
間違いです。
え? 問1と問2は同じようにやりましたよ。なんさっきは正解で、今度は不正解なのですか?
問1はいわゆる「しっぽ型(彗星型・ほうき型・結合型とも言う?)」です。これは後ろに関係代名詞のかたまりをしっぽのようにくっつけたらいいだけなので、それほど問題はないと思います。
問2はいわゆる「サンドイッチ型」です。先に答えを言いますと、こうなります。
青字を赤字で挟み込んでいて、サンドイッチみたいでしょ。
「ドアのそばに立っている」は「その少年」を修飾しているのであって、「私の弟」を修飾しているわけではないということですね。それで関係代名詞は修飾する語の直後に置かれるから、サンドイッチ型になる……はぁ、難しいですね。
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