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「give 人 物」から「give 物 to 人」への書きかえ方

「give 人 物」と「give 物 to 人」の書きかえ 中学レベル英語の解説

第4文型の「give 人 物」の文は、第3文型の「give 物 to 人」の文に書きかえられます。第4文型から第3文型に書きかえるときに、どういう点に注意するべきでしょうか。「give 人 物」の書きかえで注意すべき点と、その考え方について解説します。

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「give 人 物」から「give 物 to 人」への書きかえ方

問題

I gave him her picture. (ほぼ同じ意味の文に書きかえなさい)
→ I gave her picture (   ) (   ).

ネコ
こうかなぁ。

I gave her picture (him) ( ??? ).

あれ? (  ) の数が余っちゃったよ。

ウサギ
him と her picture の順番が入れ替わっていますよね。実はこのとき、him の前に前置詞が必要なんです。

「give 人 物 / 人に物をあげる」は「give 物 to 人」に書きかえられます。「物 → 人」の順番のときは「人」の前に to を忘れないようにしましょう。

ネコ
ということは、さっきの問題はこれでいいんですね。

I gave her picture to him.
私は彼女の写真を彼にあげた

「give 人 物」から「give 物 to 人」への考え方

ネコ
でも、なんで「物 → 人」の順番のときには「人」の前に to が必要なのですか?

ウサギ
なんでかというと……「~に」にあたる単語が必要だからですよ。

ネコ
でも「人 → 物」の順番のときでも、「~に」はあるけど to はいらないんでしょ。

ウサギ
give は後ろに「人 → 物」という順番になるときは、「…を~にあげる」というように、give自体 に「を・に」の意味が含まれています。

それに対して give の後ろに直接「物」がくるときは、「…をあげる」というように、give 自体に「を」の意味しか含まれません。

なので、give の後ろに直接「物」がくるときに「~に」と「人」を付け加えたいときは「to 人」というように「~に」をあらわす to が必要なのです。

ネコ
何を言っているのか理解できません。

ウサギ
じゃ、こう考えてみよう。「~に」という意味で「人」を使うとき、それは「目的格 (アイ・マイ・ミーでいうところの3つ目)」になります。そして目的格の場所は「動詞の直後」と「前置詞の直後」のいずれかです。

「人 → 物」の順番のときの「人」の位置は動詞の直後です。それに対して「物 → 人」の順番のときの「人」は、前に「物」がくるので動詞の直後になることができません。

目的格の場所は「動詞の直後」と「前置詞の直後」のいずれかなので、動詞の直後がダメなら、前置詞の直後にならなくてはなりません。なので「物 → 人」のときの「人」の前には、前置詞の to が必要なのです。

ネコ
??? やっぱり、理解できません。

ウサギ
じゃ、少し話を変えて、日本が戦争に負けて、アメリカ人の軍人が日本に来たとき、日本の子供が最初に覚えた英語があるんだけど、それが「ギブ・ミー・チョコレート」なんだって。「チョコレート頂戴!」って意味だけど、「give 人 物」の順番になっているね。

まずはこの「ギブ・ミー・チョコレート」を暗記してしまうこと。何回も口に出して練習しておこう。

それが覚えられたら次は「キブ・チョコレート・トゥー・ミー」と覚えよう。ポイントは「キブ・チョコレート」と「トゥー・ミー」の間に、少し区切りを入れてやる感じで言うこと。これも何回も口に出して練習しよう。

その「ギブ・ミー・チョコレート」「キブ・チョコレート・トゥー・ミー」の2つの文が自分のものになれば「give 人 物」「give 物 to 人」は意識しなくてもできるようになりますよ。

ネコ
それはわかりましたが、「物 → 人」のとき「人」の前に to が必要な理由は?

ウサギ
give は第3文型と第4文型のどちらもとることができる動詞で、第3文型は動詞の後ろには目的語が1つしかなく、第4文型は目的語を2つ取ることができ……

というかその辺の理屈は、高校に入ったら文型のところでやるので、今は「人 → 物」から「物 → 人」になると、その間に to (もしくは for ) が入る、と覚えておいたらいいよ。

ネコ
とりあえずこの辺は理屈であれこれ考えるよりも、何回も口に出して練習するほうがいいんですね。

コメントをどうぞ

  1. 白凛 より:

    pointの中で、giveがgeveになってますよ

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