第4文型を取る動詞には give / show / buy / teach などがあります。第4文型とはどのような意味になって、どのような語順になるのでしょうか。第4文型を取る動詞はどのような用法になるのでしょうか。今回は第4文型を取る動詞、give / show / buy / teach の用法について解説します。
「動詞+人+物」の語順
I gave him a book.
これで、「私は彼に本をあげた」という意味になります。意味のかたまりを作ってみると
I = 私は (主語) / gave = あげた (動詞) / him = 彼に (人) / a book = 本を (物) となります。つまり「主語 → 動詞 → 人 → 物」の順番になるということです。
この順番になるものを第4文型と言います。その第4文型をとる動詞で、まず覚えておくべきは次のものです。
動詞 人 物 / 第4文型を取る動詞
show 人 物 / ~に…を見せる
buy 人 物 / ~に…を買う
teach 人 物 / ~に…を教える
では問題をやってみましょう。
( her / him / I / showed / picture / . )
えっと…
えっと、人をあらわす代名詞が「her」「I」「him」と、3つあるので、困ったんですね。ちょうどよい機会なので、「人称代名詞」の復習をしておこう。
代名詞を覚えるときに、「アイ・マイ・ミー」「ヒー・ヒズ・ヒム」とか何回も口に出して練習しましたよね。その一番最初に出てくる単語 (アイとかヒー) が「主語 (文の最初)」に使うものです。
ということは、今回の問題では、I しか、主語に使うことができないんですね。
そうです。そして二番目に出てくる単語 (マイとかヒズ) は「~の」という意味で、「名詞」の前につけます。
今回の問題では、her がそれにあたるかな? すると her picture で「彼女の写真」となる可能性があるんだね。
そうです。そして三番目に出てくる単語 (ミーとかヒム) は目的格と言って……動詞や前置詞の後ろに……まぁ、今回テーマである「動詞 人 物」の「人」の部分にくるのがこの三番目に出てくる単語です。
ということは、こうですね。
それで正解です。her picture を単語2つと考えるのではなく、「her picture / 彼女の写真」で、1つの「物」をあらわす単語と考えると分かりやすいかな。
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