英語で「~に行ったことがある」と経験をいうとき、英語でどのように言えばよいのでしょうか。また「ずっと~にいる」というとき、英語でどのように言えばよいのでしょうか。今回は現在完了でもよく間違えやすい have been となる形の用法を解説します。
have been to と have gone to の違い
現在完了でミスしやすいのは「~に行ったことがある」という経験をあらわす表現です。この問題をやってみましょう。
「私は東京に行ったことがある」
「行く」ってことは go を使うんですよね。こうかなぁ。
have gone to は「~へ行ってしまった」という完了を表します。「東京に行ったことがある」ならこうなります。
have been to と have gone to の違い
I have been to Tokyo. / 私は東京に行ったところです。(完了用法)
He has gone to Tokyo. / 彼は東京に行ってしまった。(結果用法)
あれ? 「経験用法」と「完了用法」って英文は同じだけど意味が違うのですか? それは文脈から判断するのかぁ。 ふーん……で、「~に行ったことがある」は「行く」だけど「gone to」じゃなくて「been to」を使うんですね。ふむふむ。
ん……? なんか怪しげな考え方だな……でも自分なりに納得してるからまぁいいか……
そして数日後……
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ずっと~にいる
He went to Kyoto two days ago. He is still there. (現在完了を使って1文に)
現在完了にすればいいんですよね。
違いますよ。
そうか、「行く」は「been to」でしたよね。
違うよ。でてくる単語をいじってやるんじゃなくて、ちゃんと意味を考えないといけないよ。
意味を考える? 問題文を日本語訳すればいいのですか?
「彼は京都に2日前に行きました。彼は今でもそこにいます」ですよね。
つまり「彼は2日間 (ずっと) 京都にいる」ってことです。その文の作り方は、『彼は京都にいる』の文を現在完了にしたらいいんですよ。
『彼は京都にいる』→ He is in Kyoto. ですよね。それを現在完了にするんですね。
He has been in Kyoto. でいいのかな?
そうですね。あとは「2日間」を付け加えて、正解はこうなります。
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