【解説】2015年センター試験英語第2問A「文法・語彙・語法」

2015年度センター試験英語解説共通テスト・センター英語解説
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問1

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問1
Did you make your grandfather angry again? You should (  ) that.

1. know better than / 2. know less than / 3. make do with / 4. make up with

【解説】

「おじいちゃんをまた怒らせたの? あなたはそれを(  )すべきです」

1. の know better than は「~しないだけの分別がある」です。頻出イディオムですね。「それ(おじいちゃんを怒らせること)をしないだけの分別を持つべきです」→「怒らしちゃだめだよ」みたいな感じですかね。この選択肢が正解です。

2. の know less than は「~よりも少ししかわからない」となります・・・が、この選択肢はもしかすると「no less than / ~と同様に、~に劣らず」というイディオムと勘違いさせようとしているのかもしれません。

no less than は no more than と一緒に、比較の単元では定期テストで必ず出題されるイディオムです。耳馴染みはありますよね。意味は分からないけれど、何か聞いたことがあるなぁ・・・と選んでしまった人がいたかもしれません。

3. の make do with は「~で間に合わせる」の意味です。ちなみに make do without なら「~なしで済ます」になります。つまり make do で「なんとかやっていく」という意味になりますね。

4. の make up with は「~と仲直りする」の意味です。文のつながりから考えて、この選択肢を選んだ人がいたかもしれません。(  )の後ろが him だったら、この選択肢が正解でしたね。ですが、まさか that が「おじいちゃん」を指すわけはありませんから、この選択肢は間違いになります。

【正解】1

問2

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問2
Scott went to the police station because he (  ).

1. caused his computer stolen / 2. got stolen his computer / 3. had his computer stolen / 4. was stolen his computer

【解説】

「スコットは交番に行った。なぜなら(  )」

『コンピューターが盗まれた』という内容が(  )に入るのはわかりますね。

まず 4. was stolen his computer から確認しましょう。

「be動詞+過去分詞」なので受け身になります。すると主語は(  )の前の he ですので、「彼が盗まれる」ということとなります。これは変ですね。

2. got stolen his computer は 4. was stolen his computer の was が got に変わっているだけです。これは普通の受身表現よりニュアンスとして「動作」を重視した表現になります。とはいえ意味としてはほぼ同じですから、「彼が盗まれる」ということとなり、やはり変です。

1. caused his computer stolen は英文としてあり得ません。caused his computer to steal と「to 不定詞」の形ならあり得ます。とはいえこれだと「コンピューターが盗むように彼がした」ことになります。つまり cause+目的語+to 不定詞」の形では「目的語」と「to 不定詞」が「主語─動詞」の関係になっているのです。

3. had his computer stolen が正解になります。これは「have+目的語+過去分詞」のパターンで使役・被害を表し、「彼がコンピューターを盗まれた」という意味になります。have を使った使役表現は原形不定詞のものが有名なので、それも一緒に確認しておきましょう。

【have+目的語+原形不定詞】のパターン

I had him repair my car. / 私は彼に車を修理してもらった。
He repairs ・・・ / 彼が・・・を修理する、の関係になっている。

【have+目的語+過去分詞】のパターン

I had my car repaired.
私は車を修理してもらった。
My car is repaired
私の車が修理される

という「受け身」の関係になっている

【正解】3

問3

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問3
Last winter was rather unusual (  ) that very little snow fell in northern Japan.

1. about / 2. by / 3. in / 4. on

【解説】

「北日本でほとんど雪が降らなかった(  )去年の冬はかなり異常だった」

選択肢にはずらりと前置詞が並んでいます。どの前置詞の後ろに(  )以下の語句がくるのかという問題です。(  )の後には that があり、その後に主語+動詞と続きます。つまりこの that は「~ということ」という名詞節をつくる接続詞の that とわかります。

前置詞の後ろにくる語句を前置詞の目的語といいます。結論から先に言いますと、that節を目的語にする前置詞は「in that ~/ ~という点で」「but(except) that ~ / ~ということを除けば」くらいです。

つまり正解は 3. となります。

とはいえそれで終わってしまうとすっきりしませんので、選択肢の前置詞を確認してみましょう。

選択肢 3. in と4. on のは at とセットにして「場所」「時」の前置詞として習います。

「at night / 夜に」「at the bus stop / バス停で」
「on Tuesday / 火曜日に」「on the desk / 机に」
「in the afternoon / 午後に」「in Tokyo / 東京で」

at と in の区別は分かりやすいかといます。at が「点」を表すのに対して、in は(空間、平面あるいは線にしろ)広がりを感じるもの「の中」を表します。それに対してon はある「もの」に対する「接触」を表します。例の on the desk はわかりやすいですね。

では on Tuesday はどうなのか? これは「この日はデートの日!」と、カレンダーに印をつけるイメージです。接触している感じがしますよね。それに対して in the afternoon は一日の帯グラフがあって、それの午後の部分・・・広がりというか幅を感じますね。

それを踏まえて問題文をもう一度確認すると、that節というのは一つの大きな箱のイメージがしませんか? なんせその中身は文章ですし、それをthat節でパッケージしているわけです。となると on が「これについて・・・」なんて that節のことを軽々しく(?)は言えません。that節という大きな箱のどの部分に、接触しているかがはっきりしないからです。

ということで、広がりを感じることができる in で that節を指定してあげると、that節の空間の中、つまりthat節の空間の「範囲」を表すことになります・・・が、こんなことをあれこれ考えるのではあれは、やはり in that ~で「~という点で」ということを知っているのが一番手っ取り早いですかね。

残りの前置詞はさらっと触れておきます。

1. about の基本的な意味は「~のまわりに」です。

He is about here.
彼はこの辺にいます。

今回の問題では「雪がほとんど降らなかったという点で去年の冬が異常」なのであって、「雪がほとんど降らなかったまわりで去年の冬が異常」なのではありません。ということで about は不適当となります。

次に 2. by の基本的な意味は「~のそばで」です。先ほどの about と同様に、「雪がほとんど降らなかったそばで去年の冬が異常」ではありませんから、by も不適当になります。

【正解】3

問4

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問4
My granddaughter has started a career as a singer, but I really (  ) an actress as well in the future.

1. hope she became / 2. hope she will become / 3. wish she became / 4. wish she will become

【解説】

「私の孫娘は歌手としてのキャリアをスタートさせた。しかし実は私は将来女優にも(  )」

まずは選択肢にある二つの動詞 hope と wish について確認してみましょう。この二つどちらも「~だといいなぁ」と願望を表しますが、そのニュアンスが違います。hopeは「可能性があると思っていることに対して」願うのに対して、wishは「可能性がないと思っていることに対して」願っているのです。

ということで wish に続く節では基本的に仮定法を使うことになります。すると 4. は will が would だったなら仮定法現在の形で「将来女優になったらいいんだけどなぁ」となるのですが、この形ではダメです。

また 3. は仮定法過去の形ではありますが、それだと現在の事実と矛盾する内容を表すことになり、問題文の in the future の部分と相容れません。

次に hope です。こちらは可能性を感じているのですから、仮定法にはなりません。そして願望は「現在」もしくは「将来」の事柄について持つものです。つまり hope は現在形か未来形の文が続きます。ということで選択肢 1. は間違いですね。残った 2. が正解ということです。

【正解】2

問5

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問5
I was fast asleep, so I didn’t hear the car accident that (  ) at 2 a.m. this morning.

1. happened / 2. happens / 3. was happened / 4. would happen

【解説】

「私はぐっすり眠っていた。それで今朝午前二時に(  )その自動車事故のことを聞かなかった」

最初の I was fast asleep ですが、「ぐっすり眠っていた」という意味になります。fast は「速い」の意味が一般的ですが、「しっかりと」の意味もあるのですね。

次に(  )の前のthatですが、これは関係代名詞です。先行詞は the car accident になります。主節が didn’t と過去になっていますので、まず現在形の選択肢 2. は間違いとわかります。

次に happen という動詞の意味ですが、「起こる」です。「起こす」ではないことに注意です。「自動車事故が起こされた」と思い、受動態になっている選択肢 3. を選んだ人がいたかもしれませんが、間違いです。

would の用法

話し手の推測「たぶん~だろう」
will を使うよりもより丁寧(自信がない)表現。
主語の意志「~するつもりだった」
意志を表す will の過去。
過去の習慣・反復動作「よく~したものだった」
現在の習慣を表す will の過去。
依頼「~してくれませんか」
Would you ~?
仮定法「~だろうに」

問題文は上のどのパターンにも当てはまりませんね。したがって正解は単純過去の選択肢 1. が正解となります。

【正解】1

問6

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問6
I always walk my dog along the beach, (  ) the sea view.

1. being enjoyed / 2. enjoy / 3. enjoying / 4. with enjoying

【解説】

「私は海の景色を(  )、いつも海岸沿いに犬を散歩させている」

選択肢四つ中三つが ~ing形になっています。そこから分詞構文の問題であると予想できるとよいですね。接続詞がないのに選択肢 3. のような原形の動詞を入れることはできません。

分詞構文では分詞の主語は、文の主語に一致します。つまり「I / 私」が「enjoy / 楽しむ」のですから、受け身の形になっている選択肢 1. は違うとわかります。

また選択肢 4. ですが、「with+名詞+分詞」の形で「~しながら」と付帯状況を表すことがあります。ただその時は間の「名詞」を省くことはできません。しかし

He left without saying good-bye.
サヨナラを言うことなしに彼は出発した

のように without の後ろには直接 ~ingがきます。これは動名詞ですね。

ということで選択肢 3. を入れて「海の景色を楽しみながら」となるのが正解です。

【正解】3

問7

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問7
Mt. Fiji stands impressively (  ) the blue sky.

1. against / 2. among / 3. behind / 4. by

【解説】

「富士山は青い空を(  )印象的に立っている」

選択肢の前置詞を一つ一つ確認していきましょう。

まず 1. against からです。基本的な意味は「~に対して」です。「敵対」を表します。そこから「~に反対して」の意味にもなります。そして「~に備えて」という「準備」の意味にもなります。最後に「~を背景にして」という「対照」の意味になります。

ということで「青い空を背景にして・・・」ということで正解は 1. です。意味の広がりがすごいですね。

1. を見てそれが正解だと見抜ければ良いのですが、そうではない場合は消去法も有効です。

次に 2. among を見てみましょう。「~の間に」という意味です。おおざっぱに言えば、among は「3つ以上のものの間」に対して、between は「2つのものの間」の時に使います。

「青い空の間に・・・」と言いたくなる気持ちはありますが、それは青い空が3つ4つに分かれているわけではないですよね。ということでこの選択肢は間違いです。

3. behind は「~の後ろに」の意味です。もしこれだとすると富士山が青い空の後ろに隠れていることになります。これも駄目ですね。

4. by は「~のそばに」の意味です。「by the door / ドアのそばに」とは言いますが、青空のそばというのはよくわかりません。

ということで消去法からも残った 1. が正解となります。

【正解】1

問8

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問8
Sorry. We talked about it just now, but ( A ) did you say ( B )?
1. A: how / B: the best solution
2. A: how / B: was the best solution
3. A: what / B: the best solution
4. A: what / B: the best solution was

【解説】

「すいません。ちょうど今それについて話しましたが、あなたは( A )が( B )と言いましたか」

( A )と( B )の間に挟まれた部分 did you say は「言いましたか?」という意味。

つまり「~と言いましたか」となるのだから、( A )と( B )の部分だけで文章が成り立つはずです。すると 1. と 3. には動詞がありませんね。ということでこの時点でこの2つの選択肢を消すことができます

次に did you say の前後にコンマはありませんね。ということはこれは「挿入」ではないことがわかります。では何なのでしょうか? 実は間接疑問文で「最高の解決は何であると言いましたか?」という文なります。

なじみがある間接疑問文の形は、

Do you know what this is?
これが何かあなたは知っていますか?

というものでしょう。

do you know ~ の英文の目的語の部分に what is this? の疑問文を入れたい時、「疑問詞+疑問文の語順」ではなく、「疑問詞+通常の語順」になるというものです。

選択肢 2. と 3. のBの部分の語順に注目してみましょう。be動詞の位置が違いますね。2. はbe動詞→主語の語順、4. は主語 → be動詞の語順になっています。ということで正解は 4. と分かるのです。

ではなぜ did you say の部分が what の後ろに来ているのでしょうか? これは意味を考えるとわかります。先ほど例に出した Do you know what this is? の文の意味は「これは何か知っていますか?」ですから、Yes / No で答える疑問文です。なので Do you know が文頭に来ます。

それに対して今回の問題文は「最高の解決は何だと言いましたか?」ですから、Yes / No では答えられませんね。なので疑問詞の what が文頭に来ているのです。

【正解】4

問9

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問9
The Internet has become ( A ) powerful a tool ( B ) people living anywhere can access any educational resource.
1. A : so / B : but
2. A : so / B : that
3. A : such / B : but
4. A : such / B : that

【解説】

「インターネットはとても強力なツールになったので、どこに住んでいる人でもあらゆる教育資源にアクセスできる」

まずは ( A ) の後の語順に注意です。「形容詞+a+名詞」の形になっています。ということで、ここは
so powerful a tool で、「とても強力なツール」となります。

so は powerful を修飾しています。「めっちゃ強力、な道具」という感じですね。同じ語順を取る語に how / as / to があります。

それに対して such の場合は「such+a+形容詞+名詞」の語順になります。「めっちゃ、強力な道具」という感じですね。この辺は何度も口に出して練習して、体に覚えこませるのが良いと思います。

( B )の答えは that です。so ・・・ that ~ で「とても・・・なので~」という意味になります。同じように such ・・・ that ~ という言い方もあります。

どちらも同じような意味ですが、先ほどあったように「・・・」の部分の語順には注意です。but は・・・「しかし」という逆接の接続詞になりますから、意味的にも合わないですね。

【正解】2

問10

問題次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の1~4のうちから一つ選べ。

問10
The manager said his team ( A ) win the soccer league and they actually did ( B ) season.
1. A : will / B : next
2. A : will / B : the next
3. A : would / B : next
4. A : would / B : the next

【解説】

「マネージャーは彼のチームがサッカーリーグで勝つ( A )と言い、そして彼らは実際に( B )シーズンで勝った」
The manager said his team ( A ) win the soccer league

この英文を見てみましょう。主節の動詞は said と過去形にです。時制の一致より、従属節は過去形、もしくは過去完了形になります。ということで( A )は would になります。

( B )の選択肢である next ですが、現在を基準にするときは the を付けません。しかし過去を基準にするときは the を付けます。これは the を「その」ときっちり訳することでイメージしやすいのではないかと思います。

今回の場合単に「次の試合」というより、「その次の試合」とした方が、過去の時点を基準としている感じが出ますよね。

【正解】4

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