文中に否定語がないのにもかかわらず、否定の意味をあらわす表現があります。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう。
anything but ~ , far from (being) ~ / 決して~ではない。
He is anything but a gentleman.
彼は決して紳士ではない。
She is far from a fool.
彼女は決してバカではない。
彼は決して紳士ではない。
She is far from a fool.
彼女は決してバカではない。
anything but ~ は「~以外の何か」、far from ~ は「~から遠く離れている」なので、「決して~ではない」となるんですね。
fail to ~ / ~できない、~しない
I fail to see the difference.
私には違いがわからない。
私には違いがわからない。
fail to ~ は「~するのに失敗する」なので「~できない」となります。
the last A to (that, who) ~ / 決して~しない A
He is the last man to tell a lie.
彼は決してうそをつかない男だ
彼は決してうそをつかない男だ
「うそをつく最後の男」→「うそをつくなら世界で一番最後」→「決してうそをつかない」となっているですね。
free from ~ / ~がない
He is free from care.
彼には心配がない。
彼には心配がない。
心配から解き放たれて「自由」なイメージですね。
too ~ to … / ~すぎるので…できない
He is too young to drive a car.
彼は若すぎるので、運転できない。
彼は若すぎるので、運転できない。
「…するには~すぎる」→「~すぎるので…できない」となっています。
above ~ / ~の及ばない
The book is above my understanding.
この本は私には理解できない
この本は私には理解できない
above ~ing / ~をしない
He is above telling a lie.
彼はうそをつかない。
彼はうそをつかない。
beyond ~ / ~の及ばない
The fire was beyond control.
その火事は手がつけられなかった。
その火事は手がつけられなかった。
above も beyond も「超えていく」イメージから「及ばない」となっているんですね。
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