否定の繰り上げ
英語と言うのは that 節の動詞を否定にするより、主節の動詞を否定する方が自然なのです。これを難しい言い方で「否定の繰り上げ」と言います。たとえば、こういうものです。
I don’t think that he will come tomorrow.
彼は明日来ないと思うよ。
彼は明日来ないと思うよ。
「来ないと思う = 来るとは思わない」ということですね。
「彼は来ない」だけど that節の部分を will not にせず、主節の部分を I don’t think とします。あまりしっくりこないけれど、練習して慣れておきましょう。
従属節を否定する語
でも、次のような単語が主節にくるときは、従属節を否定します。
hope / fear / be afraid が主節の時は、従属節を否定する。
I am afraid that he won’t come tomorrow.
彼が明日来ないことを私は恐れます。
彼が明日来ないことを私は恐れます。
think は単に「思う」だけど、hope は「~になればいいなと思う」みたいに、意味が加わっているからかな。「来ないことを恐れる」と「来ることを恐れない」では、確かに感じ方が全然違うものね。
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