その他に仮定法の注意すべき用法はありますか?
条件節が仮定法過去完了で、帰結節が仮定法過去になることがあります。条件節では過去の事実の反対の仮定を述べ、帰結節では現在の事実の反対の仮定を述べているんですね。使われている時制をあらわす副詞に注目するとよいです。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう
条件節が仮定法過去完了で、帰結節が仮定法過去
If he had worked harder then, he would be rich now.
その時彼がもっと一生懸命働いていたなら、今はお金持ちだろうになぁ
その時彼がもっと一生懸命働いていたなら、今はお金持ちだろうになぁ
変な形だけど、意味を考えれば大丈夫ですね。あと now に注目できれば、このパターンと見抜くことができそうです。
その他には条件節の if が省略されると、主語と助詞、または主語と were (was) が入れ替わり、倒置が起きるというパターンもありますね。
if が省略されて、倒置が起きるパターン
Had you been here, I could have been taught English by him.
= If you had been here, I could have been taught English by him.
あなたがここにいたなら、私は英語を教えてもらえたのになぁ。
= If you had been here, I could have been taught English by him.
あなたがここにいたなら、私は英語を教えてもらえたのになぁ。
倒置の場合は、主文の形で仮定法と判断するのが実践的ですね。
あと、文脈から明らかな場合は、if節、あるいは if節に相当するものがないことがあります。仮定法かどうかは動詞の形に注目するとよいですね。
その他この表現を覚えておくといいですよ。
as if ~ were / あたかも
He speaks as if he were a teacher.
彼はあたかも先生のように話をします。
彼はあたかも先生のように話をします。
if only+仮定法 / ~でさえあれば (あったなら) なぁ
If only I were a bird.
鳥だったらなぁ。
鳥だったらなぁ。
仮定法は be動詞の形が were になっていることに注目ですね。
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