時制の一致
時制の一致って何ですか?
英語では主節の時制が変わると、それに対応して従属節の動詞が、過去形や過去完了形に変化するんです。これを時制の一致といいます。
要するに主節が「過去形」なら、従属節は「過去形」か「過去完了形」になるという話です。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう
「彼が病気であることを、私は知っている」→ I know he is sick.
「彼が病気であることを、私は知っていた」→ I knew he was sick.
「彼が病気であることを、私は知っていた」→ I knew he was sick.
「彼が病気だったことを、私は知っている」→ I know he was sick.
「彼が病気だったことを、私は知っていた」→ I knew he had been sick.
「彼が病気だったことを、私は知っていた」→ I knew he had been sick.
主節が過去形なら、従属節の部分が現在形から過去形や、過去形から過去完了形に変わるんですね。どんなときにもそうなるのですか?
形が変わらないパターン
従属節が過去完了形の場合は、主語の動詞が現在形から過去形に変わっても、過去完了形のまま変わりません。
I know she had lived in Tokyo until she was ten.
私は彼女が10歳まで東京に住んでいたことを知っています。
I knew she had lived in Tokyo until she was ten.
私は彼女が10歳まで東京に住んでいたことを知っていました。
私は彼女が10歳まで東京に住んでいたことを知っています。
I knew she had lived in Tokyo until she was ten.
私は彼女が10歳まで東京に住んでいたことを知っていました。
過去完了よりも、さらに過去をあらわす表現なんて、ありませんからね。
その他にも、助動詞の would / should / could / might / must / need / had better / ought to / used to は過去形がないので、主節が現在形から過去形に変わっても形は変わりません。
Tom says Nancy must be hungry.
トムはナンシーがお腹を空かせているに違いないと言う。
Tom said Nancy must be hungry.
トムはナンシーがお腹を空かせているに違いないと言った。
トムはナンシーがお腹を空かせているに違いないと言う。
Tom said Nancy must be hungry.
トムはナンシーがお腹を空かせているに違いないと言った。
そういえば、would や could なんかは、丁寧な表現でも使うけど、もともとは will や can の過去形でしたよね。
時制の一致の例外
あとは、「時制の一致の例外」を例文を使いながら確認していきましょう。
真理・ことわざは常に現在形。
I learned that water boils at 100℃.
私は水は100℃で沸騰することを習った。
私は水は100℃で沸騰することを習った。
現在も変わらない事実・習慣は常に現在形。
He said that he reads books every day.
彼は毎日本を読んでいると言った。
彼は毎日本を読んでいると言った。
歴史上の事実は常に過去形。
I learned that Nobunaga was killed in 1582.
私は信長が1582年に殺されたと習った。
私は信長が1582年に殺されたと習った。
なるほどね。
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