Let’s ~ を含む「直接話法」の文から、「間接話法」の文への書きかえの手順はどうすればよいのでしょうか。suggest や propose を使って書きかえるとき、時制はどうなるのでしょうか。また「~に」と対象となる人がいるとき、前置詞の to はどうすればよいのでしょうか。
今回は Let’s ~ を含む「直接話法」の文から、「間接話法」の文への書きかえの手順について、解説します。
Let’s ~ の書きかえは suggest を使う
問題問1 次の文を間接話法に書きかえよ。
He said, “Let’s take a rest.”
He said, “Let’s take a rest.”
Let’s ~ の英文を間接話法に変えるには、suggest か propose を使うんですよ。ではやってみましょう。
うーん。こうかなぁ。
違います。時制の一致の法則を考えたんですね。でも、間違いです。
suggest と来た瞬間「あっ!」と思えるかどうかがポイントです。これは「仮定法現在」の文なのです。ということはどうしたらいいのでしょう。
そうだ。「要求・命令・主張・決定・提案」の従属節は「原形」でしたね。ということは、こうですね。
はい、正解です。
Let’s ~ の英文を間接話法に変えるには、suggest か propose を使います。そのとき、従属節が原形になることに注意しましょう。
suggest は二重目的語をとらない
問題問2 次の文を間接話法に書きかえよ。
He said to me, “Let’s take a rest.”
He said to me, “Let’s take a rest.”
うーん、こうかなぁー。
違います。今度はちゃんと that 節の動詞を「原形」にしましたね。しかし間違いです。suggest は目的語を2つもとれません。ということで to が必要なのです。
say to から tell の時は、「to」がなくなったんだけど、suggetst の場合は、前置詞の to をなくしてはいけないんですね。
はい、正解です。
suggest は目的語を2つとることができません。「~に」と対象となる人がいるときは、前置詞の「to」を忘れないようにしましょう。
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