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「have+O+過去分詞」で受け身をあらわす用法と「have+O+原形」との違い

have+O+過去分詞 高校レベル英語の解説

「have+O+過去分詞」で「~される」と受け身をあらわす用法があります。それは「be動詞+過去分詞」の受け身とどう違うのでしょうか。また「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」の違いは何で、どのように使い分ければいいのでしょうか。

今回は「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」について解説します。

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「have+O+過去分詞」の形で受け身をあらわす

問題次の文を英作しなさい。
「私は財布を盗まれました」

ネコ
えっと主語は「私」ですよね。そして「盗まれた」だから、こうかなぁ。

I am stolen my purse.

ウサギ
それだと「私自身が盗まれる」ことになるよ。誘拐されたのかな? 正解はこうです。

I had my purse stolen.
私は財布を盗まれた

ネコ
「have+O+過去分詞」の形で受け身をあらわすってやつですね。でも、受け身って「be動詞+過去分詞」でしょ。どういうことなのですか?

ウサギ
つまりこういうことです。

「be動詞+過去分詞」は、主語が受け身の対象になります。「have+O+過去分詞」は、O (目的語) が受け身の対象になります。

ネコ
ということは、こう書きかえができますか。

I had my purse stolen.
= My purse was stolen.

ウサギ
まぁ、そうですね。ニュアンスの違いとしては、「have+O+過去分詞」の方は「被害者からの立場」から見た表現で、「be動詞+過去分詞」の方は「客観的な事実」を述べている感じです。

「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」の違い

ネコ
あと、「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」の違いは何ですか?

ウサギ
O (目的語) の位置に入る語が、強調されますよ。

I had the dentist check my teeth.
「歯医者に」歯をみてもらった
I had my teeth checked by the dentist.
「歯を」歯医者にみてもらった

「I had the dentist check my teeth.」だと「歯医者」と「check」の関係は、「歯医者が check する」という風に、能動的です。だからこの例文では「check」は原形になります。

「I had my teeth checked by the dentist.」だと「私の歯」と「check」の関係は、「私の歯が check される」という風に、受動的です。だからこの例文では「check」は過去分詞になります。

ネコ
いやぁ、難しいですね。何かいい見分け方はないですか。

ウサギ
迷ったときは、こう考えてもいいかもしれませんね。

O (目的語) の位置に「人」が入れば「原形」を使う。O (目的語) の位置に「物」が入れば「過去分詞」を使う。

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