「have+O+過去分詞」で「~される」と受け身をあらわす用法があります。それは「be動詞+過去分詞」の受け身とどう違うのでしょうか。また「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」の違いは何で、どのように使い分ければいいのでしょうか。
今回は「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」について解説します。
「have+O+過去分詞」の形で受け身をあらわす
「私は財布を盗まれました」
えっと主語は「私」ですよね。そして「盗まれた」だから、こうかなぁ。
それだと「私自身が盗まれる」ことになるよ。誘拐されたのかな? 正解はこうです。
「have+O+過去分詞」の形で受け身をあらわすってやつですね。でも、受け身って「be動詞+過去分詞」でしょ。どういうことなのですか?
つまりこういうことです。
ということは、こう書きかえができますか。
= My purse was stolen.
まぁ、そうですね。ニュアンスの違いとしては、「have+O+過去分詞」の方は「被害者からの立場」から見た表現で、「be動詞+過去分詞」の方は「客観的な事実」を述べている感じです。
「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」の違い
あと、「have+O+過去分詞」と「have+O+原形」の違いは何ですか?
O (目的語) の位置に入る語が、強調されますよ。
「歯医者に」歯をみてもらった
I had my teeth checked by the dentist.
「歯を」歯医者にみてもらった
「I had the dentist check my teeth.」だと「歯医者」と「check」の関係は、「歯医者が check する」という風に、能動的です。だからこの例文では「check」は原形になります。
「I had my teeth checked by the dentist.」だと「私の歯」と「check」の関係は、「私の歯が check される」という風に、受動的です。だからこの例文では「check」は過去分詞になります。
いやぁ、難しいですね。何かいい見分け方はないですか。
迷ったときは、こう考えてもいいかもしれませんね。
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