「句」とは2語以上の単語が結びついて、文中で名詞・形容詞・副詞などの働きをするものの中で、「主語+動詞」を含まないもののことです。「名詞句 / 形容詞句 / 副詞句」に分類して、その用法を確認していきましょう。
句とは
今回は「節・句」について勉強しましょう。
五月五日は「端午の節句 (せっく)」ですね。えっ? それとは関係ないのですか?
2語以上の単語が結びついて、文中で名詞・形容詞・副詞などの働きをするものを、「句」または「節」と言うんです。
それで句とは何ですか?
句とは2語以上の単語が結びついて、文中で名詞・形容詞・副詞などの働きをするものの中で、「主語+動詞」を含まないもののことです。例えばこういうものです。
私は何をすれはいいか分かりません。
句の種類
句ってどんな種類があるのですか?
分け方によっていろいろありますが、「名詞句」「形容詞句」「副詞句」の分類が基本ですね。
名詞句とは
名詞句は「~すること」という意味を表して、名詞と同じように「主語」「補語」「目的語」になります。
テニスをするのは楽しい。
形容詞句とは
形容詞句は、修飾する名詞の後ろに置きます。また、補語になることもできます。
これは読むべき本です。
副詞句とは
副詞句は通常の副詞と同じように、動詞・形容詞・他の副詞・文全体を修飾します。
私は午前中にテニスをします。
その他の分類としては「不定詞句」「動名詞句」「分詞句」「前置詞句」という分け方もあります。
不定詞で始まる句を「不定詞句」といって、名詞句・形容詞句・副詞句になります。動名詞で始まる句を「動名詞句」といって名詞句になります。分詞で始まる句を「分詞句」といって、普通の分詞句は形容詞句になるんですけど、分詞構文については副詞句になるんですね。前置詞で始まる句を「前置詞句」といって、前置詞句は形容詞句・副詞句になりますよ。
??? もっと簡単に何句かを見分ける方法はないのですか?
そうですね。名詞の直後で文末になければ、形容詞句が多いです。名詞の直後でなく文末か、文頭にあれば副詞句が多いですね。
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