most と almost は「ほとんど」という意味の語です。ではその違いは何なのでしょうか? またどのように使い分けるのでしょうか? きっちり整理して、確認しておきましょう。
形容詞の most
1. Almost / 2. The most / 3. Most of / 4. Most / 5. Almost of the
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「ほとんどの人が夏に休暇を取ります」という意味ですね。most と almost の違いかぁ…… どういう風に使い分けるんでしたっけ?
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違いは品詞です。
most は「名詞」と「形容詞」の用法がある
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( ) の後ろは people という名詞だから、形容詞の 4. Most でいいのかな。あれ、2. The most もあり?
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正解は4. Most です。the は特定のものを指すときに使います。most は「ほとんどの」の意味ですよね。「ほとんど」ということは特定できません。だから、the most people とはなりません。
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むむむ、ちょっと難しいですね。とりあえず、「the most 名詞」の形にはならないんですね。比較の最上級では the most の形がよく出てきたから、それと混乱しそうだね。
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あとは、もし almost を使いたいなら、Almost all the people 「ほとんどすべての人々」という形だったら、使えますよ。
ではもう一問、やってみましょう。
名詞の most
1. almost / 2. most / 3. most of / 4. almost of
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「ほとんどの人が車を持っている」だね。さっきの問題と同じでしょ…… あれ? ( ) の後ろに the があるぞ。どうしたらいいのかなぁ。
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正解は3. most of です。most を名詞として使っているんですね。「その (高知の) 人々のほとんどが車を持っている」という感じですね。
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あぁ、そうか。そういえば、most には名詞の用法もあるって言っていましたよね。
ちょっと混乱してきたので、まとめてもらっていいですか。
most と almost の使い分け
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most と almost の使い分けはこうなります。
・most of the people / 人々のほとんど
・almost all the people / ほとんどすべての人々
・the most of people→ ×
※ 最上級以外で the most の形にはならない。
・almost of people→ ×
※ almost は all / every / any などの形容詞や副詞につけて使う。
※ almost everyone はOK。



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