「どうしたのですか?」と英語でたずねる言い方は What’s up? と What’s wrong? の2種類あります。What’s up? と What’s wrong? にはどういう違いがあって、どのように使い分ければいいのでしょうか。What’s up? と What’s wrong? の用法を例文を使いながら解説します。
電話での「どうしたのですか?」
次の言葉は電話での会話のものです。英語でどう言いますか?
電話に出て「やぁ、どうしたのですか?」

「どうしたの?」ですか…うーん、こうかなぁ。

違います。それだと「あなたは何をしているんですか」です。電話でそんなこと言われたら、「いや、今あなたに電話しているんですよ」となりますよ。電話で「どうしたの?」というときはこう言います。
医者の「どうしたのですか?」
次のような場合、英語でどう言いますか?
病院でお医者さんが「どうしましたか?」

また「どうしましたか?」ですね。さっきの問題と同じですね。

お医者さんがそれだとカジュアルすぎませんか。お医者さんの「どうしましたか?」は「どこが悪いんですか」ということですね。ということで、正解ははこうなります。
喜んでいる人に対する「~はどうしたのですか?」
次のとき、英語でどう言いますか?
教室に入ると Tom が喜んでいる。となりにいた友達に「トムはどうしたのですか?」とたずねるとき。

「どうしたの?」でしょ。さっきと一緒ですね。こうかなぁ。

「~はどうしたのですか」と対象をいうときは、前置詞の with を使います。
悲しんでいる人に対する「~はどうしたのですか?」
次のとき、英語でどう言いますか?
教室に入ると Tina が泣いている。となりにいた友達に「ティナはどうしたのですか?」とたずねるとき。

「~はどうしたのですか」ですね。さっきの問題と同じじゃないですか。

ティナは泣いているんでしょ。じゃ、こう言った方がいいと思うよ。

なるほど。その方が、心配している感じが出ますね。困っている人に対しては wrong を使うんですね。
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