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【解説】2018年センター試験英語第2問A「文法・語彙・語法」

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問1

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問1
Jeff didn’t accept the job offer because of the (  ) salary.

1. cheep / 2. inexpensive / 3. low / 4. weak

【解説】

1. cheep と 2. inexpensive は「物の値段」をあらわします。今回は給料が「高い」か「低い」かの話ですので、この二つは不正解です。

給料の高い・低いは high / low を使ってあらわします。よって正解は 3. low です。「給料が低いから、仕事のオファーを断った」という内容ですね。

weak は「弱い・薄い」ですから、今回の問題とは関係しません。コーヒーが薄いときに、week を使います。ちなみに、コーヒーが濃いときは strong を使います。

【正解】3

問2

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問2
Brenda went (  ) to get something to drink.

1. at downstairs / 2. downstairs / 3. the downstairs / 4. to downstairs

【解説】

downstairs は「階下へ(に)」という副詞です。here や there と同じようなものです。よって前置詞や冠詞がついているものは間違いになります。

中学二年生の教科書にこういう表現があります。

Make your bed and come downstairs.

どういう意味か分かりますか?

「ベッドを組み立てて、下に降りてきなさい」……ではありません。正しくは「ベッドを整えて、下に降りてきなさい」です。

とりあえず、downstairs には、前置詞や冠詞はつかないということです。

【正解】2

問3

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問3
After I injured my elbow, I had to quit (  ) for my school’s badminton team.

1. playing / 2. to be playing / 3. to have played / 4. to play

【解説】

quit ~ing の形で「~するのをやめる」の意味になります。quit は後ろに動名詞をとる動詞です。

中学校で習う、後ろに動名詞を取る動詞は三つあります。enjoy ~ ing / stop ~ ing / finish ~ ing です。これは覚えている人は多いでしょう。

そのうち stop ~ ing は「~するのをやめる」ですよね。今回の問題も意味が同じなので、動名詞を使うと考えるのも一つの方法でしょう。

そのほかに動名詞をとる動詞はこういうものがあります。

miss ~ing / enjoy ~ing / give up ~ing / avoid ~ing / finish ~ing / enjoy ~ing / practice ~ing / suggest ~ing / deny ~ing

などがあります。「MEGAFEPSD / メガフェプスド」などと覚えるといいそうです。

【正解】1

問4

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問4
It’s (  ) my understanding why he decided to buy such an old car.

1. against / 2. behind / 3. beneath / 4. beyond

【解説】

beyond one’s understanding で「~の理解を超えている」という意味になります。

1. against は「~に反対して」
2. behind は「~の後ろに」
3. beneath は「~の下に」
4. beyond は「~を越えて」

「そんな古い車を買うことを彼が決めた理由が、私の理解を超えている」
→「なぜ彼がそんな古い車を買うことを決めたのか、私には理解できない」という内容ですね。

why は関係副詞で、先行詞 the reason が省略されています。

【正解】4

問5

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問5
Nicole (  ) novels for about seven years when she won the national novel contest.

1. had been writing / 2. has been writing / 3. has written / 4. is writing

【解説】

when節の won が win の過去形なのに注目。過去のある時点までの継続ですから、過去完了を使うことになります。ということで had+過去分詞となっている選択肢 1. が正解になります。

また、「動作の継続」なので、「完了進行形」になっていることにも注目してください。

「国際小説コンテストを受賞したとき、ニコルは7年間ずっと小説を書いていた」
→「ニコルは7年間小説を書き続けて、国際小説コンテストを受賞した」

という内容ですね。

【正解】1

問6

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問6
Our boss was sick at home, so we did (  ) we thought was needed to finish the project.

1. how / 2. that / 3. what / 4. which

【解説】

選択肢はすべて関係詞になります。(  ) の後ろの we thought は「挿入句」と考えて、ややこしければ無視して考えると構文がすっきりします。

「上司が病気で家にいたので、プロジェクトを終わらせるのに必要な (だと私たちが考える) ことをやった」

という内容です。

that と which は先行詞が必要ですが、(  ) の前に名詞がありません。よって、この2つは不正解です。

what は「~すること (もの)」というように、what 自体に先行詞を含んだ関係代名詞と考えます。したがってこれが正解です。

how も「that’s how / そういう方法で」というように、先行詞なしで使いますが、今回は意味が通じませんので、不正解です。

【正解】3

問7

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問7
(  ) I didn’t notice it, but there was a huge spider in the bathroom.

1. At first / 2. Beginning / 3. Besides / 4. Firstly

【解説】

1. At first は「最初は」という副詞。
2. Beginning は「始まり」という名詞。
3. Besides は「さらに・また」という接続詞、もしくは「…のほかに、…に加えて」という前置詞。
4. Firstly は「第一に」の意味。Secondaly「第二に」Thirdly「第三に」と何かを列挙するときに使うことが多いですね。

「最初は気づかなかったけど、浴室に大きなクモがいた」

ということなので正解は 1. です。

【正解】1

問8

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問8
Rafael ( A ) a pair of swallows ( B ) a nest in the tree in front of the house.

1. A : looked / B : making
2. A : looked / B : to make
3. A : saw / B : making
4. A : saw / B : to make

【解説】

「ラファエルは一組のツバメが、家の前の木に巣を作っているのを見た」

という意味になります。

「~を見る」の意味で look を使うなら look at ~ と、at が必要です。look 単独なら「~に見える」となります。

You look tired.
疲れているように見えるよ。

see+目的語+~ing の形で「…が~しているのを見る」となります。また see は知覚動詞なので、後ろに「to不定詞」がくることはありません。

【正解】3

問9

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問9
It ( A ) be long ( B ) the plum blossoms come out. They may even bloom this coming weekend.

1. A : should / B : before
2. A : should / B : enough
3. A : shouldn’t / B : before
4. A : shouldn’t / B : enough

【解説】

it will not be long before 主語+動詞~ で「まもなく~するだろう」という決まり文句があります。これを知っていれば大丈夫ですね。

その決まり文句を知らなくても、理屈で考えるとこうなります。

「桜の花が咲くまでに長い(時間)がない」 → 「桜の花がすぐに咲く」

よって A には「否定」が入り、B には before が入ることがわかります。

「まもなくスモモの花が咲くにちがいない」という意味になりますので、正解は 3. です。

【正解】3

問10

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問10
Melissa said she ( A ) rather go snowboarding next weekend ( B ) go ice-skating.

1. A : could / B : than
2. A : could / B : to
3. A : would / B : than
4. A : would / B : to

【解説】

would rather ~ than … で「…するより~したい」という意味になります。

「メリッサは来週、アイススケートよりスノーボードに行きたいと言った」

という意味です。

「どちらかといえば~したい」の would rather は、これでひとまとまりと考えます。なので、「どちらかといえば~したくない」と言いたいときは would rather not となります。would not rather とはならないので注意ですね。

【例文】I would rather not go there.
どちらかいえば、私はそこに行きたくないです

もし、( B ) に to が入り、to go ice-skating となるとしたら、当然バランス的に go snowboarding の前にも to があるはず。それがないのだから、( B ) に to が入るはずがない、という考え方もあり?

【正解】3

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