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【解説】2014年センター試験英語第2問C「語句整序」

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問1

問題次の問いにおいて、下の1~6の語句を並びかえて空所を補い、文を完成させよ。

問1

Dan : How did your health check go?

Mike : Not bad, but the doctor (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  ).

1. advised / 2. exercise / 3. get / 4. me / 5. regular / 6. to

【解説】

Dan : 健康診断どうだった?

Mike : 悪くないね。でも医者は (  )

まず選択肢を確認すると 1. advised と 3. get の2つの動詞がありますね。そして 1. advised は「過去形」、3. get は「原形」であることに気づくと思います。そこからまず「to+原形」より 6. to → 3. get の流れができます。

また最初の (  ) の前には the doctor がありますので、「主語+動詞」より最初の (  ) には 1. advised が入るとわかります。

さらに「advice A to B / AにBするようアドバイスする」より 1. advised → 4. me → 6. to → 3. get の流れができます。

残ったのは 2. exercise と 5. regular ですが、「形容詞+名詞」より 5. regular → 2. exercise の流れができます。

それを組み合わせて

the doctor advised me to get regular exercise.
「医者は定期的な運動をするようアドバイスした」

となります。

【正解】146352

並び替え問題は意味を考えるよりも、小さなかたまりを作ることが大切。それができたらそれらをくっつけて、少しずつ大きくしていくという作業を行います。今年の並び替え問題はすべて会話文でしたが、そういう意味では一行目の会話文の内容はわからなくても、特に気にする必要はありませんね。

問2

問題次の問いにおいて、下の1~6の語句を並びかえて空所を補い、文を完成させよ。

問2
Ken : Do you think your parents will let you study abroad?
Peg : I’m not sure, but I (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) it.

1. can / 2. hope / 3. I / 4. into / 5. talk / 6. them

【解説】

Ken : 両親はあなたが海外留学するのを許さないだろうと、あなたは考えているのですか?
Peg : 分からない。でも私は(  )。

一行目の let you study abroad は今回のセンター試験で何度も出てきている「原形不定詞」ですね。let
は「~を許す」の意味ですが、make / have と同じ「原形不定詞をとる使役動詞」です。そのため後ろの study に to などはなく、そのままの形なのです。

二行目の I’m not sure. は直訳すると「私は確信していない」です。「分かりません」とくれば、I don’t know. を思い浮かべる人が多いと思いますが、それだと「知らない」とつっけんどんな印象をあたえかねません。I’m not sure. だと「確信はないなぁ」となり考えたけど分からないという感じが出ますね。

そういうことから「分からない」ときには I don’t know. ではなく、I’m not sure. を進める向きもあります。まぁ、この辺は口調や話の流れもありますから、一概には言えないですが・・・。

では選択肢ですが、やはりまずは動詞から確認します。すると 2. hope と 5. talk という2つの動詞が見つかります。そして最初の ( ) の前と、選択肢の 3. I と主格の代名詞である I が2つあります。つまりどちらかの I がどちらかの動詞と対応しているわけです。

また 5. talk と 4. into を見たときに「talk A into B / AにBするよう説得する」が思い浮かべば素晴らしいです。基本的な構文で「tell 人 to不定詞」で「~に・・・するよう言う」というものがありますので、そこから推測することもできるかもしれません。

つまり talk A into B から、5. talk → 6. them → 4. into の流れができますし、またBの部分は問題文最後の ( ) の後ろにある it と考えられますので、この 5. 6. 4. は最後の3つの ( ) に入るとわかります。

次に 1. can に注目。助動詞ですから、動詞の直前につきます。2. hope と 5. talk のどちらの動詞の直前につけたらよいでしょうか? 2. hope につけるなら「説得することを望むことができる」となり、5.
talk につけるなら「説得できることを望む」となります。当然「説得できることを望む」ですから、1.
can → 5. talk の流れになります。

それらを総合して考えると

I hope I can talk them into it.
「それを彼らに説得できることを私は望む」

となります。

【正解】231564

問3

問題次の問いにおいて、下の1~6の語句を並びかえて空所を補い、文を完成させよ。

問3

Kazuki : Penny, I have to work late tonight, and I may not get back until
10 p.m.

Penny : It’ll rain tonight. Don’t (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  )
an umbrella.

1. caught / 2. get / 3. in / 4. rain / 5. the / 6. without

【解説】

Kazuki : ペニー、今夜私は仕事をしなくてはなりません。それで10時までに戻ってこないかもしれません。

Penny : 今夜雨が降るでしょう。傘を (  )

まず選択肢を確認すると、4. rain と 5. the があります。「冠詞+名詞」より 5. the → 4. rain の流れができますね。これはわかりやすい。

そして最初の ( ) の前に Don’t があります。命令文ですから当然次は動詞の原形です。選択肢には動詞が 1. caught と 2. get の2つ (4. rain も動詞の用法がありますが、今回は名詞扱い) ありますが、動詞の原形ですから最初の ( ) は 2. get とわかります。

また最後の ( ) の後の an umbrella を考えると「without an umbrella / 傘なしで」となるはずです。よって最後の ( ) は 6. without となります。

残った 1. caught と 3. in を見ていると、そして今回雨の話をしていることを考えると、何か思い浮かぶものはありませんか?

「be caught in a shower / にわか雨にあう」というものです。ちなみにこの shower は「にわか雨」をお風呂の「シャワー」に例えたものである・・・と勘違いしている人がいるかもしれませんが、実は shower 自体に「にわか雨」の意味があるのですよ。

この be caught in a shower と照らし合わせれば、1. caught → 3. in → 5. the → 4. rain の流れはできると思います。後は be caught in a shower の be の部分ですね。1. caught は過去分詞ですから受動態と考えるなら 「be動詞+過去分詞」のはずです。しかしその be動詞がこの問題文と選択肢にはないのです。

実は受動態は「be動詞+過去分詞」のほかに「get+過去分詞」の形もあるのです。get を使う場合は「状態」よりも「動作」や「変化」に重点が置かれている感じです。

ということで、そこに 2. get を置いて考えると

Don’t get caught in the rain without an umbrella.
「傘を持たずに雨に出くわしたらダメですよ」

となります。

【正解】213546

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