bring にはどのような用法があるのでしょうか。今回は「~を持ってくる」の bring、「~を育てる」の bring up ~、「~をもとの状態に戻す」の bring ~ back について解説します。
「~を持ってくる」の bring
「持ってくる」は bring ですよね。
はい、正解です。「持ってくる」は bring ですね。それに対応する言葉は「take / 持っていく」です。セットにして覚えておきましょう。
「持ってくる」は bring を使います。
「持っていく」は take を使います。
「~を育てる」の bring up ~
「育つ」ですか。こうかなぁ。
確かに grow up で「育つ」です。しかし今回の問題は( )の前に be動詞があります。だから句動詞の grow up は、そのまま使えません。
ということは、このように be動詞がなければいいんですね。
I grew up in the small town.
私はその小さな町で育った。
それなら文として成り立っていますね。
今回の問題では be動詞があることから、受け身と考えます。そこで「bring up / 育てる」→「be brought up / 育てられる」とすればよいです。
「~を育てる」は bring up ~ を使います。「be brought up / 育てられる」と、受け身になることもよくあります。
「~をもとの状態に戻す」の bring ~ back
戻す?… 戻る?…
come back は「戻る」ですが…まぁ、違うのは分かりますよね。でも、ちょっと惜しいかな。正解はこうです。
「~をもとの状態に戻す」は bring ~ back を使います。目的語が代名詞ではないとき、bring up ~ とすることもあります。
bring back ですか。「持って帰る」じゃないんですか。
I’ll bring back the book.
私はその本を持って帰ります。
そうですね。そういう意味もあります。他にもこういう意味もありますよ。
This book brings back memories.
この本は記憶を思い出させます。(この本は懐かしい)
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