代名詞の it は「それは」という意味になります。ですが、it を「それは」と訳さないときもあります。どういうときに it を「それは」と訳さないのでしょうか。そしてそれはどうやって見分ければよいのでしょうか。今回は 「それは」と訳さない it について解説します。
it を「それは」と訳すか訳さないか
問題次の文を日本語訳しなさい。
It is raining when she got up in the morning.
It is raining when she got up in the morning.
こうかなぁ。
??? 「それが走っていた」……「それ」って何ですか?
うーん……お化け的なもの……
そもそも raining だけども running と違うよ。rain は「雨が降る」で、run は「走る」ですよね。
あぁ……本当だ。見間違えていました。
あとは、it の訳し方ですね。天候・寒暖・時間・距離をあらわす it の文は、訳し方に注意です。
天候・寒暖・時間・距離の文の訳し方
天候・寒暖・時間・距離などをあらわすとき、主語に it を使います。そのときの it は「それは」と訳しません。
It is cloudy today.
今日は曇っています。(天候)
It is hot today.
今日は暑いです。(寒暖)
It is ten thirty now.
今、十時半です。(時間)
It takes about two hours from Osaka to Tokyo.
大阪から東京まで約2時間かかります。(時間)
It is three kilometers from here to the station.
ここから駅まで三キロメートルあります。(距離)
今日は曇っています。(天候)
It is hot today.
今日は暑いです。(寒暖)
It is ten thirty now.
今、十時半です。(時間)
It takes about two hours from Osaka to Tokyo.
大阪から東京まで約2時間かかります。(時間)
It is three kilometers from here to the station.
ここから駅まで三キロメートルあります。(距離)
it を訳さないってことは、こう訳せばいいんですね。
それで正解です。天候・寒暖・時間・距離をあらわす it の文は、it を「それは」と訳したらダメだね。
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