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疑問詞が主語になる疑問文の語順の秘密

疑問文が主語になる文の語順の秘密 中学レベル英語の解説

疑問詞がある疑問文の作り方は、疑問詞の後ろは疑問文の語順になります。しかし、疑問詞自体が主語になる疑問文もあります。疑問詞自体が主語になるとき、その語順はどうなるのでしょうか。そしてなぜそうなるのでしょうか。今回は疑問詞が主語になる疑問文の語順を解説します。

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疑問詞が主語になる文の作り方

問題下線部をたずねる疑問文を作りなさい。
1. She likes Tom.

ネコ
下線部をたずねる疑問文って、前にやったよね。そうか、そうか。まず普通に疑問文にして、下線部を対応する疑問詞に変えて、それを文頭に出すんですね。

1. She likes Tom. → Does she like Tom? → Does she like who?
Who does she like?
彼女は誰が好きですか

ウサギ
おっ! 完璧ですね。では次の問題に挑戦しましょう。

問題下線部をたずねる疑問文を作りなさい。
2. She likes Tom.

ネコ
2. She likes Tom. → Does she like Tom? → Does who like Tom?
→ Who does like Tom?

あれ? なんか変だな? あ、そうか、疑問詞の後は疑問文の語順になるんだから……Who do …… Who do ……

Who do you like Tom?

これでOKですか。

ウサギ
ダメダメ! どこから you がでてきたのですか? それに Who do you like Tom? だなんて、日本語でどういう意味になるの?

ネコ
え? えーっと「あなたはトムが好き誰ですか?」…意味が分からないね。

ウサギ
「2」の正解はこうです。

Who likes Tom?
誰がトムを好きなのですか

2. She likes Tom. の下線部が She という「主語」であることに注目しましょう。

下線部が主語にある場合は、そのまま疑問詞に置き換えます。疑問詞は三人称単数扱いなので、現在の文なら、動詞に三単現の s を忘れないこと。

ネコ
ふむ。なるほど……ん? いや、でも疑問詞の後は疑問文の語順になるんじゃなかったのですか? 実際「1」はそうなってるよね。なんで「2」は疑問文なのに疑問文の語順にならないのですか?

ウサギ
そこに疑問を持っちゃう? あんまり突っ込みすぎると泥沼にはまっちゃうかもよ。でも、どうしてもというなら、その疑問について考えてみましょうか。

疑問詞が主語になる文の語順の秘密

まずこの例文を見てどう思う?

You do like Tom.

ネコ
ん? do が余計ですよね。それがなければ「あなたはトムが好きです」ですね。こんな文はありえないんじゃないのですか?

ウサギ
この例文はちゃんとした文ですよ。この do は「強調の助動詞の do」といって直後の動詞を強める働きをします。なので You do like Tom. は、状況によっても違いますが、

『あなたはトムが…好きなのね』という意味になります。

ネコ
はぁ、まぁ、今の話はわかったけど、それと疑問詞とはどう関係があるのですか?

ウサギ
そんなにあわてないで。まだ話は始まったばかりなんだから。で、さっきの例文 You do like Tom. ですが、be動詞の疑問文を作るときの be動詞のように、do を文頭に移動させて最後を ? にすると、Do you like Tom? になります。この英文は見覚えあるよね。

ネコ
あ、普通の疑問文だ。

ウサギ
普通の疑問文と今まで言っていたやつは、実は「強調の助動詞 do」を使ったものだったんです。確かに、かるーく「あなた、トムが好きなの?」と聞くときは、You like Tom? と普通の肯定文の語尾をあげるだけでも通じます。

それを「強調の助動詞 do」を、しかも主語の前に置くことで「あなたはトムのことが好きなのですか?」という、ちゃんとした疑問文になります。

そんなこんなでやがて主語の前に do (does / did) がある場合は特に「強調」とか意識されずに、主語の前に do (does / did) があることでその文は「疑問文だ」、ということになっていったのです。

ネコ
はぁ、なんか段々わけがわからなくなってきた。まぁそれはそれと、今の話と疑問詞とはどう関係があるのですか?

ウサギ
そんなにあわてないで。話はまだまだ途中なんだから。で、「下線部をたずねる疑問文の作り方」だけど、こういう手順になりますよね。

1. She likes Tom. → Does she like Tom? → Does she like who?
→ Who does she like?

これを見てわかるように、主語の前に do を置くことでいわゆる「疑問文」になっているけど、下線部が疑問詞である who に変化してしまったら、その疑問詞 who はすべての単語に優先されて先頭になるんですね。

では次、これも同じようにやってみるね。

2. She likes Tom. → Does she like Tom? → Does who like Tom?
→ Who does like Tom?

疑問詞 who は三人称単数扱いなので、下線部が疑問詞 who に変化しても Does のままです。そして疑問詞はすべての単語に優先されて先頭になるので、このようになったね。

ネコ
あ、 Who does like Tom? って、前回に言ったじゃん。それで正解だったのですか?

ウサギ
そんなにあわてないで。話はまだ残っているんだから。Who does like Tom? の does の位置をよくみてごらん。主語の前ではなく、動詞の前にあるでしょ。この位置は「疑問文」としての do の位置ではなく、直後の動詞を強める「強調」の do の位置なのでダメです。

では、疑問文の位置である「主語の前」に does を移動させればよいかというと、Does who like Tom? となって、疑問詞が先頭じゃなくなりますね。では、疑問詞を先頭にすると Who does like Tom? となって does が主語の前になりません。(※ 繰り返し……)

この場合優先されるのは、「疑問詞が先頭」のルールです。何でかというと、まぁ考え方はいろいろあると思いますが、Do (Does / Did) が主語の前にきて「疑問文」であることを示さなくても、疑問詞が文頭にあれぱ、その文が疑問文であることは想像できる、というのが納得しやすいかな。

で、Who does like Tom? の does は本来「疑問文をあらわす」ためにでてきたのであって、「動詞を強調する」ためにでてきたのではないから、消えてしまうのです。ただ、三単現の s は残るので Who likes Tom? となるのです。

ネコ
…さっぱりわからなくなりました。やっぱり主語が疑問詞になるときは、後はそのままの語順と覚えておいていいですか?

ウサギ
まぁ、それでいいんじゃないかなあ?

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