子供と話をしていると、まぁどこで仕入れてくるのか、どこから捻りだすのかわかりませんが、いろいろな勉強方法を教えてくれます。今回はそのうち「それってどうなの?」と思った5つをご紹介します。
青のボールペンで書く
ある高校生が青のボールペンで問題を解いていたんです。話を聞くと、「青色」には、セロトニンというホルモンを分泌させてストレスを軽減させる効果があるそうです。なので勉強が、はかどるんだそうです。
ボールペンなので、間違えても消しゴムで消すことができません。でもそれはそれでいいのだそうです。間違えられないプレッシャーがあるので、集中力が上がるんだそうです。
それが高校一年生の時です。そしてなんだかんだありまして、彼は国公立大学に合格しました。「信のいたすところなり」というやつでしょうか。
頭を冷やして、足を温める
またこんな話も聞きました。「頭を冷やして、足を温める」と集中力がアップするのだそうです。「頭寒足熱」という四字熟語もあります。
そういえば、毎回冷えピタを頭に貼って、塾にくる子がいました。熱でもあるのかと心配したのですが、なにやらモゴモゴといつも返事を濁していました。もしかするとこれを意識していたのかもしれません。
というか、「頭寒足熱」は、もともと安眠のための方法じゃないでしょうか。
利き腕と逆の手で字を書く
「利き腕と逆の手で字を書く」という勉強方法があるそうです。右手は左脳、左手は右脳とつながっているので、利き腕と逆の手で字を書くと、普段使っている脳と逆の脳が鍛えられます。それで潜在能力が開発されるんだそうです。
そうはいってもその子の解答は利き腕じゃないので、字が汚すぎて何が書いてあるのかさっぱり読めませんけれどね。そしてすぐに飽きてやめることになります。小学生のあるあるです。
中には中学生までそれを続けて、左右両利きになる人もいました。特技としてはすごいと思いますが、それが成績にどう影響したのかは分かりません。
字を汚く書く
「頭のいい人は字が汚い」という話もあります。頭の回転に手が追いつかないため、字が汚くなるんだそうです。なにやらもっともらしい、理屈です。
それを逆手にとって、あえて字を汚く書き、「俺は頭がいいから、字が汚いんだ」と言う人もいました。これは勉強法というより、字が汚いことの言い訳になるでしょうか。
その他に言っていたのが、「字が汚いと、後で見直すときに、なんて書いてあるかを考えるので、記憶に残りやすい」のだそうです。すごい理屈です。
まぁ実際は、見直さないんですけれどね。というか、字が汚いと、見直す気持ちがなくなるでしょうに。
糖分をとる
脳の活動には糖分が必要なのだそうです。なので勉強するときにはチョコレートなど甘いものを横に置いて、勉強するのが良いという理屈です。特に女の子がこれを言い出すことが多いですね。
いやいやそれはあなた、チョコレートを食べたいだけじゃないですか? むしろ空腹時の方が集中力が増すという話もありますよ。胃が活動しないので、その分血液が脳に行くのだそうです。
まぁなんにしても、物を食べながら勉強するのは、行儀が悪いです。「この問題が解けたら、チョコレートを食べよう」と、勉強を頑張ったご褒美にするなら、いいと思いますけれどね。
まとめ
ということで、「それってどうなの?」と思う、少しあやしい勉強法をまとめてみました。とはいえ最初の例にも書きましたが、何事も「信のいたすところなり」です。本気で効果があると信じてやれば、それはそれでいいんじゃないでしょうか。
「他にもこういう、面白い勉強方法があるよ」というものがありましたら、ぜひ教えてもらいたいと思います。
コメント