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【解説】2011年センター試験英語第2問C「語句整序」

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問1

問題次の問いにおいて、下の1~6の語句を並びかえて空所を補い、文を完成させよ。

問1
Thank you very much for (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) when I bought my car.

1. advice / 2. gave / 3. great / 4. me / 5. the / 6. you

【解説】

語句整序・・・分かりやすくいうと並び替え問題ですが、小さな固まりをどんどん作って行くことから始めましょう。

「主語+動詞」から、6. you → 2. gave の固まりが作れます。

「give+人+物」から、2. gave → 4. me → 5. the → 1. advice の固まりが作れます。

「冠詞+形容詞+名詞」から、5. the → 3. great → 1. advice の固まりが作れます。

以上から、6. you → 2. gave → 4. me → 5. the → 3. great → 1. advice
となって、これで完成! おめでとう・・・と、そう簡単にはいかないですね。このままでは、主節に
thank と gave という2つの動詞が存在してしまいます。

こんな場合のパターンとして関係詞の省略が考えられます。つまり片方の動詞は関係詞節中にあるということですね。

また、最初の (  ) の前は for という前置詞ですから、その (  ) には名詞が入ります。可能性は 6. you か 5. the → 3. great → 1. advice ですが、6. you から始まるパターンは先ほどの考察により消去されましたね。

5. the → 3. great → 1. advice を先行詞とし、目的格の which (あるいは that) が省略されていると考えると、その後ろに 6. you → 2. gave → 4. me を持ってくることができますね。

5. the → 3. great → 1. advice → 6. you → 2. gave → 4. me

Thank you very much for the great advice you gave me when I bought my car.
あなたが私にくれたすばらしいアドバイスに対して感謝します

となるわけですね。

【正解】531624

問2

問題次の問いにおいて、下の1~6の語句を並びかえて空所を補い、文を完成させよ。

問2
“What’s up with Jack? He seems so happy.”
“He applied for a new job, and (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) an interview.”

1. called / 2. company / 3. for / 4. him / 5. in / 6. the

【解説】

『ジャックはどうしたのですか? とても幸せそうなんだけど』
『新しい仕事に応募してて、インタビュー・・・(  )』

並び替え問題(語句整序問題)は、選択肢の動詞をチェックしましょう。今回は 1. called のみですね。では、それに対する主語は何なんでしょう?

考えられるのは選択肢中の 6. the 2. company か、この文の頭に出てくる He の2つでしょう。つまり「会社」が「彼」に電話したのか? 「彼」が「会社」に電話したのか? です。

しかし、もし「彼」が「会社」に電話したなら、選択肢4him はどう使いましょう? なんか宙に浮いてしまう感じですね。無理やり使うとしても主語が he なので、目的語は him ではなく、himself になりそうですよね。

ということで「会社」が「彼」に電話をしたという、6. the → 2. company → 1. called の流れで考えてみましょう。

次に選択肢にある 3. for と 5. in に注目してみましょう。

call for ~ で「~を要求する」という熟語を暗記した人がいるかもしれません。「その会社は面接中に彼を要求した」と考えると、彼は仕事に応募したんだから採用されたのでしょうか? いけそうな気がしますね。実際にその前の文で、「彼は幸せそう」とありますものね。

でもよくよく考えてみますと、「彼を要求する」って何か微妙な気がしません? 「賃金アップを要求する」とか「高い技術が要求される」ならよいんですけれどね。

それともう1つ an interview が the interview でないことも気になります。「面接中に採用された」的な話であればその面接は特定のものですし、この会話している二人にとって共通認識されたものであるわけですから・・・と、細かい話は置いておいても、なんとなく違和感があるじゃないですか。

そこで in an interview ではなく、for an interview としてみましょう。「面接中に」ではなく、「面接に対して」ということですね。すると「会社は彼を面接に呼んだ」という文が容易に想像できますね。

残ったのは 1. called と 4. him と 5. in の3つ。これらの単語で「彼を呼んだ」を表します。うーん・・・5.
in が不必要な感じがしますね。それでも無理やり使うなら call in として「呼び入れる」なんてできそうです。

1. called → 5. in → 4. him ・・・はぁ、できた・・・と安心してはいけません。4. him が代名詞であることで、これはダメなのです。「他動詞+副詞」の目的語の位置を考えると、代名詞の場合は間に挟むのです。

6. the → 2. company → 1. called → 4. him → 5. in → 3. for

in と for が続いていて少し気持ち悪いですけれど、これが正解なのです。

He applied for a new job, and the company called him in for an interview.
彼は新しい仕事に応募し、会社は彼に面接を求めた。

【正解】621453

問3

問題次の問いにおいて、下の1~6の語句を並びかえて空所を補い、文を完成させよ。

問3
Doing a homestay with a family in another country (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) (  ) skills.

1. communication / 2. develop / 3. help / 4. would / 5. you / 6. your

【解説】

並び替え問題は、選択肢の動詞数をチェックするのが鉄則。今回の問題では、2. develop と 3. help の2つの動詞が見つかりました。1つの英文中に動詞は1つなのが原則ですから、動詞が2つなのには理由があるはずです。よくあるのは「関係詞」「接続詞」ですが、今回は 3. help に注目すれば予想がつくでしょうか。

「知覚動詞」と「使役動詞」には「原形不定詞」を用いるのは、おそらく参考書などで何度も目にしたことでしょう。それに付随して help のことがこっそりと書かれていませんでしたか? 書かれてありましたね。そうです。help も原形不定詞を取るのです。

そこに気づければ「help+人+動詞の原形」より、3. help → 5. you → 2. develop の流れができます。

また「助動詞+動詞の原形」より、4. would → 3. help

「所有格+名詞」より、6. your → 1. communication → skills

こうなれば後はくっつけるだけです。

4. would → 3. help → 5. you → 2. develop → 6. your → 1. communication → skills

Doing a homestay with a family in another country would help you develop your communication  skills.
他の国の家族とホームステイをすることは、コミュニケーションスキルを伸ばすのに役立ちます。

【正解】435261

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