could にはどのような用法があるのでしょうか。今回は「~することができませんでした」で使う could、「~していただけませんか」で使う could、仮定法で使う could について解説します。
「~することができませんでした」の could not
「~できない」ですよね。
違います。この文は last night があるし、「~できませんでした」となっていますので、過去の文ですよね。だからこうなります。
「~することができなかった」は could not を使います。could は can の過去形です。
「よく眠ることができました」だったらどうなるの?
その場合は be able to ~ を使う方がいいです。あとで出てきますが、could を使うと仮定法の用法と紛らわしくなるようですね。
I was able to sleep well last night.
私は昨夜よく眠れました。
また could と was able to は、「能力」なのか「達成したこと」なのかで使い分けたり、感覚をあらわす動詞のときは、肯定文でも could を使ったりします。しっかり理解したい人は、その辺も確認しておくといいですね。
「~していただけませんか」の could
「いただけませんか」ですか。
違います。もしかして、「いただけませんか」を「~をください」と考えたの? 「~していただけませんか」と依頼するときは、こう言います。
依頼をあらわして「~していただけませんか」と言うとき Could you ~? を使います。Could you ~? は Can you ~? よりも丁寧な表現です。
仮定法過去で使う could
「~できる」ですね。
違います。If節が過去形になっているのに注目しましょう。これは仮定法の文です。
仮定法の文で「~できるのになぁ」というときは、could を使います。
仮定法だったらなんで、「~できる」で can じゃなくて could を使うのですか。
「~できるのになぁ」と言うとき、目線が遠い感じがするでしょ。それが遠い過去を思い出しているときの「あんなことがあったよなぁ」という感覚と似ていますよね。
そんな感覚で仮定法の主節では、would / could / should / might といった助動詞の過去形を使うそうです。
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